現代中国研究センターからのニュース
関西外国語大学孔子学院理事・片山智行教授著『孔子と魯迅』を紹介
2017/8/19
関西外国語大学孔子学院理事・片山智之教授の著書『孔子と魯迅』が筑摩書房より出版され、広く日中両国の多くの方々から好評をいただいています。
片山教授は長年にわたり中国文学や歴史を研究しており、深い教養に基づいたユニークな視点を持っています。
本著作『孔子と魯迅』では、孔子と魯迅が中国教育史上重要な地位にあり、大きな影響力を持っているとの立場から、国家や社会が教育において重要な作用を及ぼすことを深く考察しています。作中では中国人のイメージが事細かに描かれており、国家存亡の危機にさらされた時の中国人の「人間性」を探求していることから、日本の著名な小説家である辻原登氏から高い評価を得ています。日本経済新聞では明治大学教授の加藤徹氏が本書の評論を載せ、学術界に大きな反響を呼びました。
中国の歴史や思想に興味がある方にとっては『孔子と魯迅』を読むことで、中国に対するより深い理解と啓発、思索に役立つものと思います。
『孔子と魯迅』は日中文化思想の交流と衝突を体現しており、日中友好交流と多元的な文化理解の方面に重要な働きを果たすことでしょう。