中国文化活動センターからのニュース
2017年度「中秋節」月見交流会を開催
2017/10/4
関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは、枚方市日中友好協会と協働して9月30日(土)に関西外国語大学学研都市キャンパスの穂谷第2国際交流セミナーハウスで、昨年に引き続き6回目となる2017年度「中秋節」月見交流会を開催しました。
当日は午後4時30分より「日中文化体験活動」を実施。中国の茶芸、少数民族の衣装体験、中国の伝統的な手工芸である切り紙と中国結びの制作体験などにたくさんの人が訪れ、大変活気に溢れました。来場者は香り高い中国茶を味わったり、彩り豊かなの民族衣装を着て写真を撮り合ったり、さまざまな文様の切り紙を切り抜いて記念に持ち帰ったりしました。
交流会は日中の学生によるギターの演奏で幕を開けました。「小幸運」や「小手拉大手」など日中両国で人気の曲目に会場は大盛り上がりでした。午後5時30分からの開式には関西外国語大学谷本榮子理事長をはじめ、大阪府日中友好協会谷井昭雄名誉会長、同協会副会長で本学孔子学院参事の戸毛敏美先生、同協会の藤井秀幸事務局長、枚方市日中友好協会顧問で本学孔子学院の竹内脩顧問、同協会の山中卓会長、同協会の奥野稔理事長など多くのご来賓をお迎えしました。中国語講座を受講中の市民の皆さんとそのご家族やご友人、枚方市日中友好協会会員の皆さん、大学近隣にお住いの方々、関西外国語大学の日本人学生や留学生、教職員合わせて200名余りが参加しました。
開式では、まず谷本榮子理事長が来場の皆さんへ感謝の言葉を述べ、靳衛衛院長、谷井昭雄名誉会長、山中卓会長からそれぞれごあいさつをいただきました。開式会場のステージでは関西外国語大学孔子学院の有志による「但願人長久」の二胡の演奏が“観客”を魅了。また、枚方市日中友好協会の山中勝子さんら3名による「花笠音頭」と孔子学院ボランティア教員とインターンシップ生ら5名による中国舞踊「咏春」にも、来場の皆さんからたくさんの拍手が起こりました。そして、竹内顧問の発声で日中友好のために「乾杯」しました。
会場には、日中の文化体験、演芸、美食の三部門を中心としたプログラムを用意。枚方市日中友好協会による茶席では、精巧で美しく作られたお菓子といっしょに抹茶をいただく本格的な“文化体験”の場を準備していただきました。日本語と中国語の両方を使いながらお互いの文化を体験する様子は、大変幸福なひと時を感じるものでした。日本の茶席と中国の茶芸、それぞれの茶文化を通して日中友好の長い歴史をさらに理解することができました。また、日本の将棋コーナーも大変盛況で、熱心に日本の将棋を学ぶ中国人からの留学生たちの姿が見られました。
交流会では美食が用意され、関西外大孔子学院が準備した月餅、水餃子、日本の寿司や飲み物が並びました。茹でたて熱々の水餃子は特に人気があり、楽しそうに笑い声をあげながら美食を味わいました。「中秋節」月見交流会の最後には、参加者全員でこの日の忘れがたい瞬間を心に残すように記念撮影を撮り、“宴”は終始和やかな雰囲気の中、終えることができました。ご参集いただいた皆さま、ありがとございました!