中国文化活動センターからのニュース
中国文化講座―「中国篆刻」を開催
2017/11/27
関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは11月18日(土)と25日(土)の2日間、関西外国語大学インターナショナル・コミュニケーション・センター(中宮キャンパス)で中国文化講座「中国篆刻」を開講、中国の篆刻文化の簡単な紹介と鑑賞、「篆刻作り体験」をしました。
中国の篆刻は2009年に「人類無形文化遺産」に登録されています。参加者の皆さんは大変興味を持って、多くのことを学ぼうとたいへん熱心でした。1回目の講座では、篆刻の歴史や字体に関する知識を紹介、様々な素材で作られた有名な印章を紹介しました。古風で素朴な味わいのある青銅の印章、艶やかで温かみのある玉の印章、精巧で美しい彫刻のある象牙の印章、様々な色や模様の石の印章。参加者の皆さんは篆刻が持つ書法と彫刻とが融合した中国の伝統文化に“方寸之间,自有天地(芸術に没頭する様)”しました。
2回目は印章の制作にチャレンジ。実際に手を動かしながら中国伝統芸術の隠れた楽しさを体験しました。篆刻に使う道具と基本的な彫り方の手順を学んだ後、紙に書いた文字を転写し、彫刻刀を手に集中して彫っていました。注意しながら少しずつ彫り進め、最後には全員が作品を見事に完成させました。自分の作った作品が宣紙の上に鮮やかな赤い色で現れるのを見て、満足げに笑顔を浮かべていました。