中国文化活動センターからのニュース
2018年度「中秋節」月見交流会・「孔子学院デー」を開催
2018/9/25
関西外国語大学孔子学院(中国文化活動センター)と枚方市日中友好協会主催の2018年度「中秋節」月見交流会・孔子学院デー活動を9月22日(土)に枚方市市民会館で開催しました。今年度は枚方市共催、また枚方市教育委員会から後援を得て実施しました。
交流会は午後2時30分より開始。中華人民共和国駐大阪総領事館教育室の劉麗勤領事、譚建川領事、大阪府枚方市産業文化部の松宮祥久部長、大阪府日中友好協会副会長で本学孔子学院参事の戸毛敏美先生、枚方市前市長で枚方市日中友好協会ならびに本学孔子学院の竹内脩顧問、枚方市日中友好協会の山中卓会長、同協会の奥野稔理事長など多くのご来賓と列席者をお迎えしました。中国語講座の受講生の皆さんとそのご家族、ご友人、枚方市日中友好協会の会員の皆さん、関西外国語大学の日本人学生や留学生、教職員合わせて200名余りが参加しました。
開式ではまず劉麗勤領事が、「ちょうど中秋節となるこの良き日に、関西外国語大学孔子学院の教職員の皆様ならびに日中友好名士の皆様、中国や諸外国からの留学生の皆さんにお祝いの言葉を申し上げます。また、関西外国語大学孔子学院の中国語教育や中国文化の普及活動、日中友好活動における実績は非常にすばらしいものです。日中平和友好条約締結40周年を迎えるこの年に、今後も日中両国の友好関係発展のために貢献し続けることを望みます」とのご挨拶を述べられ、松宮祥久部長、山中卓会長、靳衛衛院長からもそれぞれご挨拶いただきました。ご挨拶のあとには枚方市日中友好協会による「花笠音頭」と「河内音頭」、関西外国語大学孔子学院による中国舞踊「吟游詩人」、「太極拳」がステージを沸かせ、参加者の皆さんも大盛り上がり。
ステージ発表の後は関西外国語大学孔子学院と枚方市日中友好協会で「日中文化体験活動」を行いました。中国茶芸、中国切り紙、中国民族衣装の展示と試着、日本茶道、浴衣の試着、日本の将棋の6つの体験活動の特別ブースを設置。中国茶芸と日本茶道にはたくさんの方にご参加いただき、一杯の中国茶と日本茶が日本と中国をつなぎ、皆さんの心をも潤す時間となりました。中国民族衣装と浴衣の試着体験も大賑わいで、浴衣や中国民族衣装に身を包んだ参加者の皆さんは、話し方やしぐさも服装に合ったものに。ひとときのなりきり時間を楽しんでいました。中国切り紙体験では、壁に飾られた干支の切り紙が皆さんの興味を引いたようで、こちらもたくさんの参加者がチャレンジしていました。皆さんそれぞれ一生懸命に取り組み、出来上がった作品をとても満足そうに持ち帰っておられました。日本の将棋体験では、たくさんの中国人留学生が日本の将棋に触れ、中国の将棋との違いを勉強していました。
また、日中両国の文化や孔子学院の活動をより皆さんに知っていただくため、今回は「日中文化知識コンテスト」も同時開催しました。“孔子は中国のどの時代の思想家・教育家でしょうか?”“「漢語橋」世界大学生スピーチコンテストの決勝大会は中国のどの都市で開催されるでしょうか?”“関西外国語大学孔子学院の中国文化紹介講座である「パンダちゃんとお友達になろう」はどの年齢層の学生を対象とした講座でしょうか?”などの問題にも次々と答えが飛び交い、真剣な中にも楽しい雰囲気で行われました。
今回の日中文化体験活動では、各体験活動を行うともらえる“スタンプ”を集めると月餅1つと交換できるスタンプラリーも実施。皆さんはとても積極的に体験活動に参加してくださいました。月餅は「家族団欒」という意味があるだけでなく、幸せの祈願や長寿、「離れていても皆一緒である」という意味もあります。日中両国の友好関係も美しく深い月の輝きのように一層深い関係になりますようお祈りいたします!