中国文化活動センターからのニュース
中国文化講座―「中国武術―太極扇・太極拳」を開催
2018/10/16
関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは10月6日(土)と13日(土)の2日間、関西外国語大学インターナショナル・コミュニケーション・センター(中宮キャンパス)で中国文化講座「中国武術―太極扇・太極拳」を開催しました。
今回の講座には中国沈陽から趙志峰先生を講師としてお招きしました。趙先生には先日行われた本学孔子学院主催の「中秋節」月見交流会でも演武を披露していただき、参加者から熱烈な歓迎を受けました。
1回目の講座のテーマは養生太極拳です。養生太極拳は心身鍛練の運動の一つで、精気を養い、代謝を良くし、強い体を作ります。趙先生は中国の“太極”文化を簡単に紹介した後、太極拳の基本動作について体を動かしながら説明しました。自ら模範を示しながら参加者一人一人の動作を注意深く見て直し、教室には熱気があふれていました。基本動作の要領をつかむことができた参加者の皆さんは、「配られた図解資料を見ながら自宅で復習したい」と話していました。
2回目の講座は太極扇をテーマに開催しました。太極扇は悠久の歴史がある太極拳と扇子を使った踊りを融合したもので、太極拳の力強さと扇の優美な柔らかさを併せ持っており、健康はもちろん鑑賞するにも素晴らしいものです。
講座の初めに、趙先生は太極扇の演武を披露しました。参加者の皆さんは、身体の柔軟性や流れるような動作、扇を開いたり閉じたりする間合いや姿の素晴らしさに感激し、盛大な拍手を送りました。演武のあとは、趙先生に習って扇を開いたり閉じたりする練習を行いました。ゆったりした音楽に合わせ、真似をしながら太極扇の基本的な型や特徴的な扇の扱い方を学びました。分解された1つの動作を手始めに、2つや3つの動作につなげて何度も繰り返し練習をすることで、流れるような一連の動作を習得しました。最後に、趙先生は参加者と一緒に太極扇の一つの流れを最初から最後まで通して行いました。講座のあとには、参加者の皆さんは名残惜しそうに扇を持って、思い思いの格好で記念写真を撮っていました。