中国文化活動センターからのニュース

 

中国文化講座「中医養生-薬膳」を開催

2018/11/21

 

 

関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは、11月17日(土)、先週に続き中宮キャンパス・ICCで中国文化講座「中医養生-薬膳」を開催し、ご好評をいただきました。冬が近づくこの季節は身体の免疫力を上げ、寒さに対抗する力をつけることが大切です。

中国医学は奥深く、中国人にとって民族の宝とも言えます。漢方薬は日本や韓国に大きな影響を与えているばかりか、世界的にもとても有名です。中国医学の理論の基礎である「五行」や中医薬の名著『本草網目』と屠呦呦が発見した「青蒿素(アルテミシニン)」が世界の医学に重要な影響を与えたことを紹介しました。

「薬の副作用」や「普段の食生活の重要性」なども理解していただき、枸杞(クコ)・天麻(オニノヤガラ)・当帰(トウキ)・三七(サンシチソウ)など、比較的求め易く安価で効果が期待できる10種類の漢方薬を紹介しながら、その効能や作用を説明しました。次に、養生に役立つお茶・おかず・お粥・スープ・お菓子・お酒を順番にそれぞれ2つから3つを取り挙げ、使い方や注意すべき点を分かりやすく説明しました。

講座の終わりには参加された皆さんに、自宅で薬膳当帰枸杞炖鶏(トウキとクコの鶏スープ)」を作る“体験”ができるよう、必要な薬膳の材料の入った包みをプレゼントしました。包みに書いてある漢方薬の名前と作用を興味深く読みながら、「家に帰って薬膳料理を作ってみます」と嬉しそうに話されていました。

 
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