中国文化活動センターからのニュース

 

あすたいむセミナー「中国書画―篆刻―」講座を開催

2019/2/23

 

 

関西外国語大学孔子学院は、中国の元宵節にあたる2月19日(火)、地域情報誌の発行等を手がける(株)関西ぱどのコミュニティクラブ「地球時間あすたいむ倶楽部」で「中国書画-篆刻-」講座を開催しました。今回の講座にもたくさんの参加者に集まっていただきました。

篆刻は秦の時代が起源とされ、3,700年もの歴史がある中国の古代の独特な趣を持つ伝統芸術です。書法の気品を持ちつつも絵画のような生き生きとした趣があり、さらに彫刻の精巧さを持ち合わせている篆刻は、中国では古くから現在に至るまで深く愛されてきました。講座ではまず参加者の皆さんに篆刻の発展とその歴史、字体、印章の種類と石材の分類について紹介、その後に書法、刀法、章法の角度から中国の歴代篆刻家の作品を鑑賞し、中国篆刻芸術の独特な魅力を十分に感じていただきました。

続いて印章制作の基本的な方法と順序を説明し、制作体験のイメージをつかむことに挑戦。参加者の皆さんは真剣な眼差しでスクリーンに映し出された画像による説明を参考にしながら講師の篆刻刀法を真似て、いよいよ実際に制作スタート。一人ひとりが興味津々に取り組まれ、一気に篆刻の楽しさに引き込まれている様子でした。参加者の中には、篆刻制作の経験がある方や中国書法について学んだ経験がある方もいましたが、初めて篆刻に触れる参加者の方も印面に意識を集中させて一生懸命に彫っていました。慣れない手つきでも熱意が高まり、徐々に文字が浮かび上がってくると、自分で彫った印章を手に満足げな表情を浮かべていました。

今回の講座では、参加者された皆さんのオリジナルの印章づくりを楽しんでいただきました。「中国篆刻の楽しみを体験できただけでなく、記念にオリジナルの印章を制作できたことはとても有意義。今後も関西外国語大学孔子学院の活動に参加したい」との感想も聞かれました。

 
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