関西外国語大学孔子学院

関西外国語大学孔子学院は、２月２６日（火）、地域情報誌の発行等を手がける（株）関西ぱどのコミュニティクラブ「地球時間あすたいむ倶楽部」で「中国扇面画」講座を開催しました。今回の講座にもたくさんの参加者に集まっていただきました。

今回の講座は、中国画の知識解説と扇面画の制作文化体験の２つの内容に分けて行いました。まず、中国画の特徴や分類、鑑賞の３つの方面から解説を行いました。また、実際に中国画と西洋画のいくつかの画像を使って中国画の「神似（きわめて似せること）」という特徴について説明しました。絵画の中に詩を描くことは古代中国の人々の楽しみでもあったことから、中国の詩についても鑑賞しました。参加者の皆さんは中国画と詩を一字一句までじっくり鑑賞しながら、それぞれの作者と同じような気持ちが芽生え、共感されていた様子でした。

興味深い扇面画についての解説を聞いた参加者の皆さんは、扇づくりに挑戦したくてたまらない様子。早速、用意した図案の中から、熱心に自分の気に入ったデザインを選んだり、自分で図案をデザインしたりして制作体験に挑戦していただきました。スケッチで下絵を描き、注意深く、また少し緊張した様子。金魚や蓮の花、桜、水墨画の竹などの絵柄がゆっくりと現われてきました。下絵に色の調合と着色を施すと紙の上には一気に中国の雰囲気が漂っていました。それぞれの作品を手にした参加者の皆さんには喜びの表情があふれていました。

最後に楽しかった時間を記念写真に収め、講座を締めくくりました。