中国文化活動センターからのニュース

 

2019年度第2回中国文化紹介フェアを開催-「中国京劇鑑賞とお面制作」

2019/6/17

 

 

関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは、6月16日(日)、関西外国語大学中宮キャンパスで各地から集まった高校生とそのご家族らを対象に、2019年度第2回目となる中国文化紹介フェアを開催しました。特設会場には、美しい京劇の写真や様々な「脸谱(くまどり)」のデザイン、本物そっくりの京劇の人形などが飾られ、中国らしい雰囲気が満載! なかでも京劇で着用される中国服と鳳凰の形の冠、刺繍の肩掛けはひときわ注目を集め、たくさんの人たちが興味深い様子で会場内へ引き寄せられていました。

中国文化紹介フェアでは、まずはじめに講師が中国の京劇に関する基本的な知識を紹介しました。京劇は中国の伝統戯曲の一つで、中国の国粋です。また、「唱」、「念」、「做」、「打」の四つの基本功と「生」、「旦」、「浄」、「丑」の四大行当(役柄)があります。続いて京劇の中でもっとも表現豊かな指の所作「蘭花指」について説明、ドアを開ける動作を例に挙げ、実際に高校生の皆さんにも講師の動作を真似てもらいながら学んでいただきました。顔をしかめたり、ほころばせたりしながら手を挙げ、足を踏み出してポーズをとり、京劇文化の基礎に触れていました。

京劇は登場人物の身分や性格により異なるさまざまな種類の「脸谱(くまどり)」が存在します。講師がくまどりの色が持つ異なる文化的意味について説明した後に、くまどりのお面制作と京劇で着用される衣装の試着を体験していただきました。一人ひとりが気に入ったくまどりのデザインを選んで色付けにチャレンジ。いきいきとしたくまどりのお面が出来上がると、嬉しそうな表情を浮かべておられました。また、京劇衣装の試着体験はとても人気があり、中国服の“清らかで気高いさま”と冠の“美しく艶やかなさま”を体感しておられました。中には衣装を身にまといながら、京劇の動作を真似ている参加者も。きらめく笑顔をスマートホンに記録しておられました!!

 
ページの先頭へ戻る