中国文化活動センターからのニュース

 

中国文化講座「中国画-梅花」を実施

2019/11/15

 

 

関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは11月9日(土)、中宮キャンパスICC(インターナショナル・コミュニケーション・センター)で中国文化講座「中国画-梅花」を開催しました。

立冬を迎え、日に日に寒くなる中、参加者の皆さんの意欲は高く、講座開始時間よりも随分早く中国画教室に集まってこられました。「墙角数枝梅,凌寒独自开。遥知不是雪,为有暗香来。(壁の隅に数本の梅の花があり、寒い中独りでも咲いている。遠くから見ても雪とは分からず、時折香りだけが漂っている。)」これは、孔子学院中国語講座受講生の皆さんと教員たちが孔子学院創立10周年記念式典で紹介した中国古詩《梅花》(王安石)です。この古詩を主題に講座を開きました。参加者の皆さんはパフォーマンスの動画を見ながら、思わず音楽のリズムに合わせながら手拍子をし、講座は和気藹々な雰囲気となりました。

 楽しい雰囲気の中、梅花に関する著名な詩をいくつか紹介しました。毛沢東の《卜算子· 咏梅》、王冕咏墨梅「不要人夸好颜色,只留清气满乾坤(他人に色彩を褒めてもらわなくても、その清らかな香りが世間に残ればそれだけでいい。)」の詩と綺麗な《墨梅图》を紹介すると、参加者の皆さんからは称賛の声が。

 歴史ある名詩と名画を紹介した後、梅花の描き方について詳しく説明し、一緒に作品を描きました。より良く梅花の形態を知ってもらうために、「圈写」法を用いて咲く時期の異なる梅花の形態を描いてもらいました。繰り返し練習を重ねると、簡単な円の組み合わせでも、生き生きとしたものになっていきました。作品に命を吹き込むために紅色で「点染」法を用いて梅を描き、参加者の皆さんたちは自由創作で初めての梅花作品を完成させました。

 今回は寒い冬が来る季節に合わせ、梅花画講座を開きました。皆様の健康とご多幸をお祈りしています!

 
ページの先頭へ戻る