中国文化活動センターからのニュース

 

中国文化講座「中国国粋の美を探索-京劇の魅力」を実施

2020/1/6

 

 

関西外国語大学孔子学院中国文化活動センターは12月21日(土)、中宮キャンパスICC(インターナショナル・コミュニケーション・センター)で中国文化講座「中国国粋の美を探索-京劇の魅力」を開催し、多くの方にご参加いただきました。

講座では、まず京劇の由来について紹介。京劇は清朝の時代に徽劇が京城で「四大徽班」を作り、2010年には、「中国非物質文化遺産代表作名録」のリストにも入りました。長い歴史の中で京劇は発展、融合を繰り返し、さらに豊かに成長し、中国国粋、中国芸術の宝としての地位を築きました。由来の紹介後、京劇の四大基本作法「唱、念、做、打」、四大役「生、旦、净、丑」を紹介し、それぞれの役の特徴的な姿を披露し、参加者の皆さんたちには一緒にその役の体験をしていただきました。京劇の舞台では、同じ動きでも役によって演出の仕方が異なり、扉を開ける動作ひとつをとっても、女性は動きが軽やかで優美に、男性は動きが敏捷で気力に満ち溢れています。舞台披露時、扉はないがあるかのように、また簡単に思える扉を開ける、敷居を越える、衣装の袖を捲る動きは意外と難しく、皆さん興味津々に挑戦をしていました。役体験後、著名な『苏三起解』と『三岔口』を一緒に鑑賞しました。敏捷な動きや情緒豊かな節回しに感動。

京劇は人物の身分、性格の差異によって様々な臉譜があります。講座担当者が臉譜の色の差異が表す文化意義を説明した後、臉譜の自由創作に挑戦。皆さんは、注意深く少し化粧が施された花旦や油彩が鮮やかな花臉の姿を描き、色づけをしました。自分が作った臉譜を見て笑顔になり、自分の臉譜について紹介し合い、教室は和気藹々とした雰囲気になりました。

 
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