中国文化活動センターからのニュース
日中料理ショー-日中食文化交流と品評会を開催
2020/1/27
関西外国語大学孔子学院は1月24日(金)午後2時、「日中料理ショー-日中食文化交流と品評会」を関西外国語大学第3国際交流セミナーハウス(枚方市片鉾東町)で開催しました。孔子学院中国語講座受講者や本学の日本人と中国人の学生、枚方市日中友好協会からの来賓、孔子学院の教員及びボランティア教員など合わせて60人を超える多くの方々がこの日のイベントに参加しました。
「民は食をもって天となす」。日中双方の料理担当者からそれぞれの民族独特の美食が準備されました。新しい年を迎えるこの春節に、日中両国の美味しい料理を通して文化交流をし、友好関係を更に深めてもらえるようにとの願いを込めました。
中国料理の種類は多種多様で南北での違いも大きく、「南は甘く、北は塩辛く、東は辛く、西は酸っぱい」と言われます。孔子学院の教員とボランティア教員は中国の各地域の料理を調べ、各地の代表的な料理を作りました。例えば、広東省の「菠萝咕咾肉(パイナップルと豚肉の甘酢あんかけ)」や新疆ウイグル自治区の「大盘鸡(大皿の鶏肉料理)」、江西省の「粉蒸肉(豚バラ肉の米粉蒸し)」や山東料理の「京酱肉丝(細切り肉の味噌炒め)」、「乾隆白菜(白菜のゴマみそあえ)」など見た目、香り、味のどれもが素晴らしい料理を準備しました。これらの料理には食材の特徴などから色々なめでたい意味が込められています。例えば、「金玉满堂(豊かな才能と学識がある)」、「大吉大利(縁起が良く全てが順調である)」、「蒸蒸日上(日々向上する)」、「恭喜发财(お金持ちになる)」などで、皆さんには中国の美味しい料理を食べるとともに料理に込められた思いも理解していただくことができました。また、先生たちは肉まんと餃子の包み方を参加した皆さんの手を取りながら教えました。枚方市日中友好協会からは、日本の伝統的なお正月料理であるおせち料理が振る舞われました。重箱の中にたくさんの色鮮やかな食材が詰められ、目でも楽しむことが出来ました。また、料理体験として、日本のおでんとたこ焼きを一緒に作りました。
完成した日中両国の心のこもった色とりどりの料理がテーブルに並べられた後、料理の制作担当者から一つ一つの料理の味や特徴、文化的な意味などが紹介されました。最後には招待された会場の皆さんで一緒に料理を味わいました。美味しい料理を食べながら楽しく交流し、会場はとても賑やかでした。