中国文化活動センターからのニュース

 

オンライン文化講座「中国のラジオ体操の魅力」を開催

2020/7/17

 

 

梅雨の季節を迎え連日雨の天気が続き、さらに新型コロナウイルスの感染状況もぶり返しており、人々のアウトドア運動にも大きな影響を与えています。長い期間の在宅生活は皆さんの運動時間を益々少なくしています。こんな状況の中、関西外国語大学孔子学院は7月11日(土)にオンライン文化講座「中国のラジオ体操の魅力」を開催しました。講座の中で、参加者たちに家の中でもできる簡単な運動をお勧めし、中国のラジオ体操の魅力を感じていただきました。

講師はまず始めに中国のラジオ体操の創作プロセスや初期における普及のための方針について紹介しました。中国のラジオ体操の起源は1951年にまで遡ります。当時、日本のラジオ体操は既によく仕上げられたものでした。日本語の「ラジオ」の発音と中国語の「辣椒(ラージャオ:唐辛子のこと)」の発音が似ていることから、人々は日本のラジオ体操に「唐辛子体操」という可愛い名前を付けました。日本の「唐辛子体操」と旧ソビエト連邦の「衛生体操」を参考に、中国人の身体の特徴に合わせて、中国の初めてのラジオ体操は作られました。

その後、講師は皆さんにラジオ体操の「進化」の過程について話をしました。1951年から現在まで、ラジオ体操は9度更新されてきました。「全民健身(全国民が健康な身体作りをする)」という理念のもと発展し、多くの中国人に熟知されるようになりました。約70年間、中国のラジオ体操が経験した毎回の変化はいつもその時代の特色を持っており、運動の形式が多様化している今日において、ラジオ体操は場所や運動機器の制限がなく、簡単に学べる特徴があるため、人々に認められています。一部の企業・学校では仕事や授業の合間にラジオ体操をしているところや定期的にラジオ体操コンテストを実施しているところもあり、コンテストの参加者はフォーメーションを工夫して動きがより一層生命力に溢れ、現代人の活力を強調できるようにしています。

講座の最後に、講師と参加者はラジオ体操第九の映像を見ながら一緒に身体を動かしました。参加者の皆さんからは「日本のラジオ体操に比べて中国のラジオ体操はもっと複雑で、すごく良い運動になりますね。」や「運動で汗をかいたことで、天候による不快感を吹き飛ばし、身体を鍛えただけでなく気持ちもより楽しくなれました。」などの感想をいただきました。

 
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