中国文化活動センターからのニュース

 

オンライン文化講座(後期)「山水画の世界①~名画の物語」を開催

2020/10/12

 

 

10月10日(土)、関西外国語大学孔子学院はオンライン文化講座「山水画の世界①~名画の物語」を開催しました。中国語講座受講者の皆さんと関西外国語大学の学生、職員も参加、30人以上が講座を受講しました。

講座は中国画の基本的知識の紹介から始まりました。皆さんは講師と一緒に中国画の基本的な分類や芸術様式について理解しました。その後、中国の名画『千里江山図』と『清明上河図』に隠された伝説を探り、昔と今のつながりを考え、名画が現代に与える意義を探求しました。 

講師は鑑賞する前に名画に関するいくつかの質問を準備し、参加者が質問について考えながら見たり、自分が感じたことを言葉で表したりするようにと話しました。動画で『千里江山図』の図巻すべてを鑑賞、皆さんは作品の壮大なスケールや芸術の魅力に感動し、感想を述べました。次に、名画の歴史や創作背景、文化的意味をいっそう理解してもらうために、『国家宝蔵之千里江山図』の動画から図巻が鮮やかに表す「昔と今」を鑑賞しました。さらに、講師は『千里江山図』にインスピレーションを受けた中国風のゲーム『絵真妙筆千山』や流行歌「千里江山」、ファッションデザイン、書籍等を皆さんに紹介し、名画は今の人々にも大きな影響を与えていると話しました。

『清明上河図』の解説も、同じようにドキュメンタリー映像から生き生きと描かれた人物たちについて見ていきました。また、この名画を基にした『清明上河図密碼』という小説もとても魅力的だと紹介されました。最後に、流行歌「清明上河図」を聞きながら、一緒に3Dでダイナミックに映像化された図巻を鑑賞しました。

講座の最後に、講師は皆さんの感想を聞きました。また、講師は「生生不息、歴久弥新」の文化的概念について話しました。中国の名画の価値はそれ自身に留まらず、人々に生命力と活力を与えるものです。これらの名画はその民族のものであるだけでなく、世界のものでもあるのです。

 
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