中国文化活動センターからのニュース

 

オンライン文化講座(後期)「故郷の味①~北方地域編」を開催

2020/10/19

 

 

10月17日(土)、関西外国語大学孔子学院はオンライン文化講座「故郷の味①~北方地域編」を開催しました。中国語講座受講者の皆さんと関西外国語大学の学生、職員も参加、30人以上が講座を受講しました。

講師はまず、「南米北面(南は米、北は小麦を主食とする)」と「南甜北咸(南は甘いもの、北は塩辛いものを好む)」という2つの言葉の由来について紹介し、北の地理や文化と美味しい食べ物の特色について簡単に解説しました。

次に、孔子学院ボランティア教員たちの故郷である天津・河南・陝西の特色ある美食をそれぞれオンラインで一緒に探求しました。天津は、「中西合璧、中西交融(中国と西洋の融合)」の都市です。天津の建築物・民俗文化・曲芸から飲食文化まで、動画を見ながら学びました。有名な「小吃(軽食)」である「天津三絶(天津の三大名物):狗不理包子(小さめで肉汁たっぷりの肉まん)・十八街麻花(生地をねじって揚げた中華菓子)・耳朵眼炸糕(小豆の餡が入ったお餅を油で揚げたお菓子)」に、皆さんは特に興味を持った様子でした。河南は、美食の歴史が古く、講師は洛陽と開封の2つの都市を例に河南のスープ文化を紹介しました。作り方にこだわったスープはとてもたくさんの種類があり、河南に住む人々にとって生活に欠かせないものとなっています。また、陝西省西安は著名な歴史的都市であり、陝西省の様々な特色をもつ美食が集まっているため、「食通たちの天国」と呼ばれます食通の動画ブログを通じて西安の美食の魅力や人々の親切さや温かさを紹介、皆さんは楽しそうに笑いながら見ていました。

講座の最後には、北方の美食であるジャージャー麺の作り方を紹介しました。細切りにしたキュウリやニンジン、もやしなどを盛り付けて濃厚なソースを添えたジャージャー麺は彩りが鮮やかで、味もすごく美味しいです。

今回の講座では、いくつかの中国北方地域の特色ある美食の紹介を通して、その地域の文化についてさらに理解を深めることができたことと思います。「故郷の味②~中国南方地域編」もどうぞお楽しみに!

 
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