中国語教育センターからのニュース

 

靳教授が中国東南大学外国語学院日本語学科の学生にオンライン講座開催

2020/10/20

 

 

10月19日(月)夜、関西外国語大学の靳衛衛教授は東南大学(中国江蘇省)の依頼を受け、「新型コロナウイルス感染症下における日中文化思考」をテーマにした講座をオンラインで開催しました。今回のオンライン講座は東南大学外国語学院日本語学科の吴未未副教授が司会を務め、同学科の2年生の学生たちと教員が参加しました。

靳教授は、初めに日本の新型コロナウイルス感染症の現状と予防対策措置について詳しく紹介しました。その後、日中で新型コロナウイルス感染症への対処法は異なると指摘。「政府主導で効率的且つ迅速に人を動かし対処する中国」と「国民が冷静で自覚を持ち政府に協力する日本」は対照的であると話しました。

日本は地震・台風・洪水・津波・火山噴火・土砂災害・豪雪などの自然災害に見舞われることが多い国です。新型コロナウイルス感染症も、自然災害の一種として見られています。日本政府は「三密(密閉、密集、密接)」を避け、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つことをお願いし、国民は新型コロナウイルス感染症と共存できるように、うがい・手洗い・消毒・マスク着用などの良好な生活習慣を心掛けています。

講座の中で、靳教授は日本語学科の学生たちが興味を持った日本文化における慣習や常識についての質問にも答えました。また、日本と中国の大学生活について活発に意見を交わしました。100分間の講座はあっという間に終わり、参加している学生たちはまだまだ聞き足りない様子で、新型コロナウイルス感染症が収束して日本で勉強できる日がくることを願っていました。

関西外国語大学孔子学院は日中両国の文化交流の窓口として、中国の大学生に日本の文化を理解してもらえるよう貢献していきたいと考えています。

 
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