中国語試験センターからのニュース

 

関西外国語大学孔子学院が「新HSK口語考試模擬体験」を実施

2010/10/18

 

 

関西外国語大学孔子学院中国語試験センター(須山淳一センター長)では、10月16日(土)「新HSK口語考試(略称、口試)模擬体験」を関西外大穂谷キャンパスで実施しました。

旧HSKでは口試は高等でしかなかったものですが、新HSKでは初級者から上級者までの全レベルを対象に、初級、中級、高級の3等級の口試が導入されています。筆記試験1〜6級に、口語試験の3等級が加わったことで、中国語の総合力をより全面的に測定することが可能になり、HSK改革の成果の一つとして評価できます。

一方、口試は、受験生が全ての回答を答案用紙ではなく、録音テープに吹き込むことになっており、試験形式及び回答方式を事前によく把握していないと、正しく回答できない恐れがあります。又、初級、中級レベルでは新たに導入された試験であるため、中国語学習者に口試がまだまだ浸透していないのが実情です。これら問題点を解消する一助として「口試模擬体験」を企画、実施したものですが、内容的には3等級別々に各約1時間をかけ、「HSK口試大綱」をテキストに試験形式及び回答方式を詳しく説明し、そのあと「様巻」(サンプルテスト)を使用、口試を「模擬体験」させたものです。

参加者は初級9名、中級8名、高級7名の計延24名と多くはなかったのですが、体験者からは今回参加したことで、「口試の試験形式、回答方式がよく理解でき、HSK口試に不安なくチャレンジできる」との心強い感想が寄せられています。また、同時に試験実施機関としても、口試実施のノウハウを得られたように思います。

 
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