中国語教員養成センターからのニュース

 

2013年度西日本地区中国語教員養成講座を実施

2013/8/6

 

 

関西外国語大学孔子学院は、8月3日(土)と4日(日)の両日にわたって、今年で4回目になる西日本地区中国語教員養成講座を実施しました。西日本各地はもちろん東京などで中国語教育に携わる50名余りの方々が参加しました。

今回の講座ではこれまでに行った中国語教員養成講座の経験・実績と十分な事前調査とその研究結果に基づき、日本国内の中国語教育の現状に沿った講座内容とする実施計画を立てました。実施形態と内容面においても、今までの講座と比べて大きな変更を加えての開講となりました。

2日間の日程で午前と午後の計4回、各3時間の講座を開講し、普段の中国語授業に関する教授法の訓練や優れた授業のビデオの鑑賞とその説明を行うなど、日本で活動する中国語教員の要望に沿った形で進めました。

初日の3日には本養成講座の開講式を行い、本学孔子学院の靳衛衛院長が参加者の皆さんに期待と激励のことばをあいさつの中で述べました。続いて講座の第1部は、「中国語教育における通訳訓練法の導入について」をテーマに中村俊弘教授が担当、内容が深く豊富でとても分かりやすく、参加者は熱心に集中して耳を傾けながら、たびたび大きな拍手を送っていました。

第2部と第3部では王峰講師と別紅櫻准教授が、「総合科目の授業段階とそれに関する授業ビデオの鑑賞」と「授業のテクニックと課題の設定及び関係する授業ビデオの鑑賞」をテーマにそれぞれ講座を行いました。これらの講座を通じて参加者は、如何に中国語の授業を行うべきか、その授業の改善・工夫に繋がる方法を理解・修得することができたようです。

また、2日目の午後の部では、参加者による模擬授業とその講評を行いました。参加者は二つの組に分かれて、各人が8分前後の持ち時間で模擬授業を行い、その後、4人から5人の経験豊富な中国語教育の専門家がその授業について講評しました。参加者の職業や経歴はそれぞれ異なり、すでに中国語教員としての経験がある方や、まだ修士課程や博士課程で勉強中だという方もいました。しかし、参加者一人ひとりが極めて積極的に模擬授業を行い、「とても慣れていて、すでにベタランだ」、「将来有望だ」という高い講評を得ていました。

2日間の講座終了後には、靳衛衛学院長から参加者に修了証書が渡され、記念撮影を行いました。関西外国語大学孔子学院が開催した今回の中国語教員養成講座で、参加者の皆さんに理論や知識の獲得に加え実践的訓練を通して新しいことを学んでいただき、新しい友人と知り合っていだたくことができたことを大変嬉しく思います。

 
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