中国語教育センターからのニュース

 

第7回西日本地区中国語教員養成講座を実施

2016/8/5

 

 

関西外国語大学孔子学院は、8月1日(月)から8月3日(水)の3日間にわたって、関西外国語大学インターナショナル・コミュニケーション・センターで、今年で7回目になる西日本地区中国語教員養成講座を実施しました。大阪、京都、奈良、和歌山、滋賀、兵庫、広島などから中国語教育に携わる教員や大学院生ら80名を超える方が本講座を受講しました。

今年は、中国と日本国内から中国語の教育研究分野の著名な専門家が講座を担当しました。今年の主題は「一般と特殊の結合」と「言語研究と言語教育の結合」とし、各講師の講義テーマは以下のとおり。

劉長征:中国語類型学からみた中国語教授の重点と難点

陳軍:中国語教師の総合的能力と育成

韓玉国:一般と特殊:中国語教育の実現における第二言語教育の基本原則――文法教育の例より

任鷹:中国語の特徴と中国語文法教育における問題

古川裕:教育の角度から見た中国語形式の対挙

本講座の講師の先生方は中国語教育研究の第一線で活躍され豊富な中国語教育の経験を有しておられ、講義ではたくさんの教育実践例を挙げ解説されました。特に、日本の学生が中国語を学ぶ際の事例は具体的に紹介され、大変興味深いものでした。受講生は講義に集中し、討論にも積極的に参加され、本研修講座が意義深いものとなりました。

今回は新たに実際の中国語教育の現場における「教育と評価」の講座も開催。関西外国語大学孔子学院でボランティア教員として活動中の2名の教員が中国語初級クラスと中級クラスの模擬授業を行い、その後それぞれの授業について意見・感想を交換。講師陣も加わり、きめ細かい指導と包括的な評価をいただきました。受講生にとっては直接教育活動の実践・展開に触れることができ、大変多くのことを学ぶ機会となりました。

最終日の最後に、関西外国語大学孔子学院院長の靳衛衛教授が一定の評価基準以上の成果を修めた受講生に対し、本院の修了証と中国国家漢弁が認証する修了証を授与しました。今回の講座に参加された皆さんは、本研修講座の質の高さと習得知識・技能の現場での教育効果への期待度の高さに大変満足され、またこのような研修講座が多く行われることを希望していました。

 
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