中国文化活動センターからのニュース

 

中国文化講座―中国茶芸を開催

2017/4/18

 

 

関西外国語大学孔子学院は、4月15日(土)に「中国文化講座―中国茶芸」を関西外国語大学インターナショナル・コミュニケーション・センターで開講しました。

お茶の香りが立ち込める綺麗に整った教室で「春茶」をテーマに行われた今回の講座。

参加した皆さんは中国茶の説明に興味深げに耳を傾けながら、落ち着いた雰囲気の中で実際に味わいながら、中国茶を淹れる体験をしました。

講座では、最初に中国茶の歴史や効能、種類などについて紹介し、ジャスミン茶の製造工程と健康に良いとされる効能についても詳しく説明しました。引き続いて、中国茶芸で使われる「蓋碗(蓋付きの茶碗)」「公道杯(濃度を整えて注ぐための器)」「品茗杯(お茶を飲むための小さな杯)」「茶芸六君子(茶匙や茶則などお茶を淹れるのに使う6種の道具)」などの茶器について理解を深めていただきました。講師の説明と手本を参考にして、参加者の皆さんも実際にジャスミン茶を淹れてみました。「温杯」「置茶」「注水」「出湯」「分茶」「敬茶」と呼ばれる所作にしたがって、春の香気をまとったジャスミン茶が一杯また一杯と注がれていきました。お茶を飲む時も中国茶芸ならではの作法があります。「叩指礼(指で机をたたいて謝意を表す)」の意味や「三龍護鼎(三本の指で茶杯を持つ)」、「三口飲尽杯中茶(一杯の茶を三口で飲み干す)」などを解説しました。

中国茶芸講座では、参加者の皆さんに体験を通じて中国文化をより身近に感じていただく機会を提供しています。本活動で広く中国文化が浸透し、より一層中国文化理解が深まることを期待しています。

 
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