現代中国研究センターからのニュース

 

カンボジアRAC孔子学院長による特別講演会を開催

2017/4/25

 

 

4月25日(火)午前、関西外国語大学学研都市キャンパスでロイヤルアカデミー・オブ・カンボジア(RAC)の孔子学院長を務めるCHEA MUNYRITH博士をお招きし、特別講演会を開催しました。

ロイヤルアカデミー・オブ・カンボジアは研究機関と教育機関を備えた国立の組織として1999年に設立され、カンボジアにおける文化や芸術、科学など幅広い分野で高度な研究と人材育成を行っています。

講演会は関西外国語大学孔子学院の靳衛衛院長が進行役を務め、「カンボジアにおける孔子学院国家プロジェクトの成果と今後の課題-中国、アジア地域との友好・相互理解促進への取組」と題して、CHEA博士から説明がありました。関西外国語大学孔子学院と同じく2009年に設立されたRAC孔子学院は、カンボジア唯一の孔子学院として3つの孔子課堂、27の中国語センターが設置されています。現在、小中学生や大学生、政府職員など15,000名を超える人たちが中国語と中国文化を学んでいます。中国との経済的な結びつきが強くなるにつれて、カンボジアにおける中国語の学習熱は高まっており、学習者の増加に対応するため現地の中国語教員の養成に注力しているとの説明がありました。

質疑応答の時間では、カンボジアにおける孔子学院のボランティア教員の活動や生活環境について質問が出たほか、RCAが進める国際交流の現状や展望について熱心な意見交換が行われました。

特別講演会を通じてカンボジアにおける孔子学院の活動に理解を深めると同時に、本学孔子学院関係者にとって大いに刺激を受ける機会となりました。

 
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