中国文化活動センターからのニュース

 

第8回西日本地区「中国語歌唱コンクール」を開催

2017/12/21

 

 

本学院恒例の西日本地区「中国語歌唱コンクール」(関西外国語大学孔子学院主催)を12月16日(土)、関西外国語大学学研都市キャンパスで開催しました。

年々応募者数が増え続けている本コンクール。第8回目を迎えた今回は45組の応募があり、その中から30組42名の皆さんが予選を通過し、16日の本選へと進みました。

審査員には中華人民共和国駐大阪総領事館教育室の盛弘強領事、旅日音楽家の宋茜先生(審査員長)、神戸松蔭女子学院大学の古川典代教授、奈良女子大学の横山弘名誉教授、スーホーの白い馬モンゴル楽団団長・日本中華文学芸術家連合会理事の劉偉先生ら5名を迎え、午後1時30分にコンクールは開幕しました。開会の挨拶では関西外国語大学孔子学院の靳衛衛院長が、毎年大きな盛り上がりを見せる本コンクールに対する思いと共に、出場者へ向けて熱い激励の言葉を送りました。また、来賓を代表して盛弘強総領事館教育室領事が壇上に立ち、中国語を学習する上で歌の練習を取り入れることの有用性を述べると共に、こういった場へ挑戦する出場者の皆さんのチャレンジ精神を心から称賛し、その親しみやすい挨拶と激励の言葉は会場に集まった人たちの印象に強く残りました。

出場者の年齢は幅広く、最年少は高校生、最年長は63歳の男性でした。歌唱力はもちろん、中国語の発音やパフォーマンス力も試される本コンクール。いずれの出場者も、この日のために一生懸命に練習し、楽器の演奏や踊りなど、たくさんのパフォーマンスを交えながら観客の耳や目を楽しませてくれました。また、出番の直前まで歌詞や発音の確認をし、出場者同士でパフォーマンスの確認をし合っている皆さんの様子が印象的でした。

大学生・大学院生による第1部では、関西外国語大学の他、大阪大学、大阪経済大学、神戸学院大学、帝塚山大学、天理大学、同志社大学、奈良女子大学など関西一円の大学から多くの出場者が集まりました。第1部で1等賞となった坂口涼さんが歌ったのは萧煌奇の「你是我的眼」。マイク1本で壇上に立ち、伸びやかで美しい歌声と突き抜けるような声量で、正に会場中を魅了する素晴らしい歌声でした。一般の部は、岡山からご参加いただいた荒牧辰寛さんが一等賞を獲得。披露したのは周杰伦の「最长的电影」です。荒牧さんはこれまでに何度も本コンクールに出場し、第5回大会以来の優勝となりました。舞台上の出場者はそれぞれに気持ち・感情を込めて歌い、観客はその姿に熱い拍手を送り、会場は“素晴らしい中国歌曲”にどっぷりと浸っていました。

閉会の挨拶では、関西外国語大学孔子学院の賈卉中国側院長が受賞者への祝辞と出場者の皆さんに次年度開催に向けての強い期待を述べました。“歌に国境はない”という言葉が表すように、本コンクールは中国や中国語を愛し学習する者同士が交流し切磋琢磨する場となり、また出場者と日中両国の観客とが一体となり歌曲を楽しみ、今年も大成功の中国語歌唱コンクールとなりました。

審査の結果、第1部、第2部ともに1等賞が1組、2等賞が2組、3等賞が3組選ばれた他、第2部より審査員特別賞が2組選ばれました。受賞者は以下のとおりです。

【第8回西日本地区「中国語歌唱コンクール」の結果】

第1部(大学生・大学院生の部)

一等賞 坂口涼   大阪大学

二等賞 原田麻衣  奈良女子大学

二等賞 山敷拓人・奥重直也・梅本恭加  関西外国語大学

三等賞 大和田鶴・中田かおり  関西外国語大学

三等賞 勝谷莉奈  同志社大学

三等賞 田川太一・大谷美緒奈  大阪大学

第2部(一般の部)

一等賞 荒牧辰寛  一般

二等賞 稲尾鈴音  大阪府立門真なみはや高等学校

二等賞 永井明美  一般

三等賞 白方晏   兵庫県立宝塚西高等学校

三等賞 西村風音  大阪府立福井高等学校

三等賞 好井淳浩  一般

審査員特別賞 川尻涼香・北村美和  関西創価高等学校

審査員特別賞 山口カレン  神戸市立葺合高等学校

 
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