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2年半で2つの学位。短期大学部ダブル・ディグリー留学とは。

2年半で2つの学位。短期大学部ダブル・ディグリー留学とは。

 2年半で2つの学位を取得できる「短期大学部ダブル・ディグリー留学」は、たとえコロナ禍でオンラインになっても、可能性を広げ、挑戦を後押ししてくれました。ミラコスタカレッジ(米・カリフォルニア州)初の卒業生となった短大生4人に語ってもらいます。

ミラコスタ1期生の4人が語ります

片山菜緒さん

編入学か就職か、2年間で将来について考える時間がある短大に入学しました。卒業後は、関西外大に3年次編入学し、1年間のリベラルアーツ留学をめざしたいです。

留学奨学金制度が充実している関西外短へ入学しました。留学を通して英語でコミュニケーションを取る楽しさを実感し、将来は「英語」の魅力を伝えていきたいと思います。

堀井芳恵さん
村田胡桃さん

地元が枚方で小さい頃から関西外大が身近な存在でした。小学生からの夢だった留学を実現したくて関西外短に入学しました。卒業後は、アメリカの大学に3年次編入学します。

高校の英語の先生が関西外大出身で、留学制度が整っていることを教えてもらい関西外短へ入学しました。卒業後は、留学をめざす人たちをサポートする仕事に就きたいです。

清水美空さん

短期大学部ダブル・ディグリー留学とは

 本学の短期大学士と留学先の大学の準学士を取得する関西外短独自のプログラムです。2年次秋学期から米国の提携大学に留学し、アメリカ史や文化人類学、心理学など学位取得に必要な科目を現地学生とともに英語で学びます。2016年にマーセッドカレッジとの間でスタートし、2019年に新たにミラコスタカレッジと提携しました。

なりたい自分になるための決め手は「映画学」でしたー堀井さん

 もともと映画を見るのが好きだった堀井さんが魅せられたのは映画について学ぶ「Introduction to Film」でした。ビジネスや情報などさまざまな科目を履修しましたが、学問として学ぶ映画は格別でした。「授業では、映画を見ながら、編集技術や効果音の入れ方など映像を魅力的に見せる技法などを学びました。もっと、映画について詳しく学びたいと思い卒業後、アメリカの大学に3年次編入学することを決めました」と話します。

プレゼンテーションを学び、発信力を身につけましたー片山さん

 プレゼンテーションを専門的に学んだのは初めてだったという片山さんは、現地の学生のプレゼン力の高さに圧倒されながらも、1週間に1本、与えらえたテーマに対して、1分間の動画をつくる課題をやり切りました。「プレゼンテーションの技法などを学ぶ『Public Communication』で発信力が大きくアップしました」と授業のクオリティーの高さを強調しています。

1年間のオンライン留学で得たものは

 学生たちは、1年間、オンラインでミラコスタカレッジの授業を履修しました。日本とアメリカの時差は約16時間。現地時間で行われるライブ配信の授業とオンデマンド型の録画配信の授業をハイブリッドで受講しました。オンラインならではの壁にもぶつかりながら学生たちは試行錯誤しながら1年間の留学を終えました。

たくさんの課題に向き合い、タイムマネジメント力も身に付いたー清水さん

 「時差も大変だったことの一つですが、オンラインで画面越しに自分の想いを伝えることに苦労しました」と振り返る清水さんは、「College and Career Success」でお金や時間の管理、ライフステージに合わせた目標設定など将来設計について学びました。そして「課題が多かったんです。次から次へ出される課題。時間の使い方が上手くなりました」と話し今ではいい思い出ですと振り返りました。

自ら動くことが大切、表現力を高めましたー村田さん

 オンラインでもコミュニケーションが取れるようにと、授業ごとに教授やクラスメートと連絡を取れる専用のアプリがありました。村田さんは「そのアプリを通して私は教授やクラスメートと連絡を取り、わからないことがあれば、そのままにせず、先生やクラスメートに聞くようにしていました。自ら動くことの大切さを感じました」と話します。海外の大学で授業を受ける上で基礎となるエッセイの書き方を学ぶ「Introduction to College Composition for Students from Multilingual Backgrounds」で表現力に磨きをかけました。

多国籍の仲間と「母校はミラコスタカレッジ」

 短期大学部ダブル・ディグリー留学では、自分の興味のある分野だけでなく、学位取得のために幅広い科目を履修することで、新たな学問と出会い、学生たちは視野が広げ「なりたい自分」を見つけたようです。

 5月28日には留学生向けの卒業記念パーティーが開かれ、ミラコスタカレッジで学んだ留学生が参加しました。関西外大の学生のほか、フランス、ブラジル、中国、コロンビア、エチオピア、ハンガリー、韓国、ロシア、ベトナムから留学生として学びに来ていました。

 記念パーティーでは、留学生のサポートを行なっているインターナショナルオフィスのスタッフも参加。ミア・スカヴォー二氏は「この1年、チャレンジングな年でした。みなさんは卒業に必要な科目を全てオンラインで取りました。自信を持ってほしい。ミラコスタカレッジは、みなさんの母校です。アメリカを訪れる際は、ミラコスタカレッジに顔を出してください」と祝福しました。

留学を終えて

村田さん

現地学生の中には子育てしながら大学に通う人もいたり、みんな学ぶことに対して熱心でした。
授業中、私がわからない問題があれば、『大丈夫?』と声をかけてくれ、わかるまで教えてくれたことも… もっと学びを深めたいと思い、秋からアメリカの大学へ編入学を決めました。この留学のおかげで海外の大学に進学するという『セカンドステージ』を切り拓くことができました。

留学をめざすにあたり用意した1冊のノートが自分を支えてくれました。そのノートには、留学先でやりたいことや目標などを書いていました。
留学をめざして頑張っていた頃のキラキラしていた自分を思い返すと、落ち込んでいられないと後押しされました。成長を記録していくことが、未来の自分を支えてくれると思います

堀井さん
片山さん

物事は捉えようだと感じた1年間でした。オンライン留学になった時は、ネガティブな面もありましたが、現地に行っても何か問題はあったと思います。
ただ一つ、現地では日常生活に英語がありふれていますが、オンラインだと少し苦労しました。しかし、日本からでもオンラインのアプリで教授やクラスメートと話したりできることはあると思って挑戦しました。自分から動く大切さを感じました。

この1年間、周りの人に支えてもらい留学を終えることが出来ました。
ミラコスタカレッジのスタッフの方も書類などの事務的なサポートだけでなく、カウンセリングや精神面でも支えていただき1年間乗り越えることができました。コロナの影響で留学がオンラインになりましたが、継続して本当に良かったと思っています。

清水さん

卒業後の進路を広げましょう

 海外の準学士を取得することで広がる卒業後の進路。「日本の大学への3年次編入学」「就職」に加え、「米国カレッジの提携大学・他4年制大学への3年次編入学」「米国での1年間の就業体験(Optional Practical Training)」などが可能です。通常4年かけて取得する2つの学位を凝縮して2年半で取得できるため、卒業後の選択肢が広がります。2016年からマーセッドカレッジとの間でスタートして以降、卒業生は16人。今回のミラコスタカレッジで20人になります。卒業生たちは、世界各国で活躍しています。少しでも興味があれば、ぜひ挑戦してみてください。

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