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宅間　佳奈さん

将来は海外で、途上国の支援につながる仕事がしたい、と高校生の頃から考えていました。そんな夢を実現するために選んだのが関西外大です。充実した留学プログラム、専門知識を「英語で」学べる授業、そして、日常的に国際交流ができる環境。なかでも「結」での留学生との共同生活には入学前から強い憧れを抱きました。
言語や文化の異なる世界中の学生と出会い、交流し、新しい「視点」を持つことができ、想像していた以上に成長を遂げることができた私の4年間を紹介します！

<<Profile>>
株式会社堀場製作所勤務。英語キャリア学部英語キャリア学科2022年卒。 大気や水質の分析・計 測システムを軸とした環境事業などを幅広く展開する企業で働いています。関西外大での学びや体験で身に付けたコミュニケーション力や行動力、そして世界の友人たちから学んだたくさんの「視点」を生かし、環境保全と途上国支援に取り組むことが目標です。

「GLOBAL COMMONS -YUI- 結」に入居　｜　1年次

答えは一つではない。「結」での共同生活

　1年生の3月から「結」に入居し、留学生たちと生活をともにしました。最初は文化や価値観の違いからキッチンの使い方などでもめることもありましたが、入居者全員とコミュニケーションを図り、みんなでルールを決めて乗り越えました。気付いたのは、答えは一つではないこと。グローバルな環境では、自分にとっての当たり前を「これが正解」と押し付けず、一人ひとりの価値観を互いに理解し尊重することが大切だと学びました。

RA（レジデントアシスタント）としての活動　｜　2年次

一人ひとり向き合うたびに、私の視野は広がっていった。

　2年生の冬からは「結」で入居者をサポートするRA（レジデントアシスタント）になりました。心がけたのは、常に入居者の一番の理解者であること。異なるバックグラウンドを持つ人たちとの共同生活では、必ずすれ違いが起こります。何かあったときに頼ってもらうため、入居者とコミュニケーションをとり、「Kanaと決めたルールは守ろう」と思ってもらえるように努めました。相手を理解しようとすると、その価値観も自然と見えてきます。一人ひとりの価値観を知ることが、新たな「視点」に気付くきっかけとなり、多様な考え方を理解できる柔軟性を育ててくれたのです。そしていつからか私の周りには、国境を超えた家族のような絆が築かれていました。

高校生向けのオンラインイベント「FIND」　｜　3年次

どんな環境でも諦めない。考え方ひとつで広がる新しい世界。

　「結」での共同生活にかぎらず、留学生と同じ教室で学ぶ授業やフィールドワークなど、関西外大には世界中から集まった友人たちといつでも交流できる環境があります。そのなかで私は壁を越えたつながりをたくさん作ることができました。3年生の秋からは、スウェーデンへ「ダブル・ディグリー留学」をする予定でしたが、新型コロナウイルスの拡大で渡航が中止。何か新しいことに挑戦したいと思っていたときに、友人から学生広報チームに誘ってもらいました。「コロナ禍で進路選択に困っている高校生たちに、自分の経験を伝えたい」という思いで参加を決めました。ここでは、コロナ禍で中止されたオープンキャンパスに替わる高校生向けのオンラインイベントを仲間たちと企画し、定期開催しました。「高校生が何を知りたいか」という観点から高校生目線で考え、チームで練り上げたこのイベントへの反響は大きく、大学から「貢献賞」もいただきました。このような活動に自由に挑戦できるのも、関西外大の魅力ですね。

学修成果発表会　｜　4年次

4年間のグローバルな体験を世界のために役立てていきたい。

　食事は留学生との会話のトピックになりやすく、ビーガン（完全菜食主義者）の友人と食の話題で盛り上がり、一緒に日本のビーガンラーメンレストランに行ったことがあります。そうした体験から世界の食文化への関心が高まり、4年間の集大成となる英語キャリア学部の学修成果発表会では「ビーガニズムによる健康・環境・労働問題の解決法」というテーマで発表を行い、「学長賞」と「ベスト英キャリ賞」を受賞しました。

合わせてチェック

GLOBAL COMMONS 結 -YUI-

御殿山キャンパス・グローバルタウン内にある施設。本学の学生と、世界各国・地域から集まった留学生、計約650人が生活をともにします。

※本記事は「大学案内2023」を元に再構成したものです。資料請求はこちら
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