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入学直後からオールイングリッシュ。
半年後の成長度合いは?

入学直後からオールイングリッシュ。半年後の成長度合いは?

夢や目標を持つ
何でも挑戦してみる
仲間と共に乗り越える

みなさんこんにちは。Take Action! 編集部です。今回取り上げるのは、2023年4月に開設した「国際共生学部」。キャンパス内でも常に外国人留学生と一緒に授業を受けるなど、入学から卒業まで4年間すべてをオールイングリッシュで過ごし、外国人留学生と共に世界が抱えるさまざまな社会問題、課題について議論を深めるところが特徴です。実際、どんな毎日を過ごし、どんな成長があるのでしょう。入学後約半年を過ごした国際共生学部の1年生3人に本音を語ってもらいました。

棚原 丈

国際共生学部 国際共生学科

沖縄県立首里高校出身。

両親の影響で、小さい頃から洋画や洋楽に触れて育つ。小学2年生のとき、米軍基地の祭りで、父親がアメリカ人と英語で会話をしている姿を見て、憧れを抱く。家具や空間デザインに興味があり、インテリアデザイナーになることが将来の夢。

岩本 菜々子

国際共生学部 国際共生学科

京都つくば開成高校出身。

3歳から英会話を習う。スペリング・ビーという単語のつづりを暗記する国際大会の日本大会に、小学6年生から中学2年生まで連続出場。将来は、フォワーダーという国際貿易に欠かせない仕事に就き、日本と世界の架け橋になりたい。

中嶌 菜々

国際共生学部 国際共生学科

兵庫県立国際高校出身。

高校2年生のとき、親の仕事の関係でアメリカに渡り、1年間を海外で過ごす。その経験から英語とアメリカの文化に興味を持つ。高校からは再び日本で暮らし始め、部活のカヌーに青春を捧げた。いつか途上国に学校を建てることを1つの目標にしている。

たくさん迷ってもいい。自分に合った進路を。

-みなさんは、どのように進学先を探しましたか。

棚原

高校卒業後は海外でインテリアデザインを学びたいと考えていました。高校2年生の冬からアメリカやオーストラリアの大学について調べ、リストアップしていたのですが、円安の影響で資金面での課題が生じました。それにより、高校3年の1月から急遽、国内の大学を探し始め、関西外大に決めました。

英語が得意だったので、英語を生かせる私立大学を探すことに。関西圏の大学を調べた結果、英語「で」学べる環境に魅力を感じ、関西外大を選びました。

岩本
中嶌

私は部活に打ち込んでいたため、大学選びに本腰を入れたのは部活を引退した3年生の夏からでした。最初は自分の成績に合うところで、英語が学べればそれで良いと考えていました。しかし、母の仕事先の方から関西外大の充実した留学制度やフルスカラシップの存在を教えてもらい、興味を持ちました。大学のウェブサイトを見ると偶然にも次の日にオープンキャンパスがあり、運命的なものを感じました。

英語漬けの毎日。怖がらずに「Say, YES」で前へ。

-国際共生学部を選んだ決め手は何だったのでしょう?

棚原

私が特に魅力を感じたのは、全ての授業が英語で行われる環境です。ただ英語を話せるようになるだけではなく、英語「で」さまざまなことを学ぶことで、さらなるステップアップにつながると感じました。

私も、オールイングリッシュでの学修環境を最も重視しました。留学中だけではなく、国内でも常に英語に囲まれた生活を送りたかったんです。一方で、その環境についていけるか不安もありました。ですが、オープンキャンパスでリンダ・ボアカー教授がおっしゃった「新しい挑戦を怖がらなくても大丈夫。Say, YESで世界は変わるわよ」という言葉が心に響き、挑戦する勇気を持てました。

岩本
中嶌

ボアカー教授の模擬授業は私も大きな印象を受けました。はじめは「国際共生」の言葉の意味も知りませんでしたが、ボアカー教授の模擬授業を受けたときに、アメリカの学校と同じ雰囲気を感じたんです。日本にいながら、アメリカでの生活を再現したような日々が送れるかもしれないと考えると、それ以来ずっとワクワクしていました。

日本人同士の会話も、独り言さえも英語混じりに。

-実際に入学してみていかがですか?

岩本

期待通りの環境で、毎日英語に触れる機会に恵まれています。授業はオールイングリッシュですし、先生はネイティブスピーカー。さらに、授業以外でも外国人留学生との交流があります。また、最近では、日本人の友達といる時も、日本語と英語が自然に混ざり合うようになりました。それほどまでに、英語が生活の一部になっていることを実感します。

私も英語の上達を実感しています。アメリカに住んでいた頃、急激に英語力が伸びたのですが、日本に戻るとすぐ元に戻ってしまい残念でした。しかし、国際共生学部に入って半年足らずで、すでにアメリカにいた頃を上回るほど英語を自在に運用できるようになりました。夏休みにバリ島へ1週間行きましたが、現地の人たちとスムーズにコミュニケーションが取れたことに、自分でも驚いています。

中嶌
棚原

自分は最近、気づいたら独り言が英語になっていることがあります。以前は話す際に、一度日本語で考えて英語に変換する感覚でしたが、少しずつ日本語を介さず直接英語が出てくるようになりました。この変化が本当に嬉しいですね。

編集部コメント

オールイングリッシュの環境で過ごす国際共生学部の4年間。いろんな夢や目標を持って2023年4月に入学した一期生70人は、2年次からスタートする海外からの留学生をはじめ、さまざまな人種、文化、背景を持つ人たちと共に、グループワークやプロジェクトに取り組めるよう日々奮闘しています。英語で積極的に意見を交わす日々の中で、国際社会に必要なコミュニケーション力と、高度な英語運用能力が着実に身に付いているようです。

挑戦しやすい環境。やりたいことがきっと見つかる。

-一方で、大変なことや不安なことはありませんでしたか?

棚原

僕はずっとインテリアデザインを学ぶつもりでいたので、国際共生学部でやりたいことが見つかるか、やや不安でした。でも、今学期から英語「で」学ぶ授業が始まり、「マーケティング」と「日本の文化」の授業を取ったところ、どちらも楽しく、その不安は解消されました。特に「日本の文化」は、もともと外国人留学生向けのカリキュラムのため、海外からの視点で日本の文化を学べるので、新たな発見が多く、楽しいです。

私は不安はほとんどありませんでした。国際共生学部では、先生からの一方的な講義スタイルではなく、アクティビティやディスカッションなどを多く取り入れており、その授業スタイルは魅力的です。特に「Global Communication」の授業は私のお気に入り。エネルギッシュな先生で、学生の発言が間違っていても「発言することがすばらしい」とすべて受け入れてくださるので、自信を持って参加できます。

中嶌
岩本

私は最初、周りのレベルが高くてついていけなかったらどうしようと心配していました。でも、語学力によってクラスが分かれているので、すぐに解消されました。みんな状況が似ているから、「一緒に頑張ろう!」とお互いに励まし合うなどアットホームな雰囲気があり、少人数制だから先生も頻繁に声をかけてくれます。例えば、体調を崩して休んだ際も、授業の進行状況を教えてくれたり、質問を歓迎してくれたりして、大変助かります。

英語力と国際感覚を身に付けて留学へ。

-学生生活で一番頑張っていることは何ですか?

棚原

今はとにかく英語ですね。今学期から英語力別のクラス分けでネイティブの学生と同じクラスで授業を受けています。周りのレベルが高く、追いつくために放課後は毎日3時間ほど図書室で勉強しています。

私はいろいろな人と積極的に交流することを心がけています。秋学期になり、国際共生学部に3年次編入学の留学生が加わったので、昼休憩はできるだけ多くの人に話しかけ、一緒にランチを食べたり、出かける約束をしたり。英語力だけでなく、コミュニケーション力の向上もめざしています。

岩本
中嶌

私はプロジェクトを自分で立ち上げるなど、毎日新しいことに挑戦するよう努めています。最近では、外国人留学生におにぎりの作り方を教える「おにぎりプロジェクト」を立ち上げて活動したり、留学生の名前を漢字で書いてプレゼントするなど、外国人留学生と関西外大生をつなぐイベントを企画しています。

-今後挑戦してみたいことはありますか?

岩本

目標はやはり留学ですね。これは入学前から考えていたことです。国際貿易学に興味があるので、現地の学生と生活を共にしながら、貿易関連の知識を深めたいと考えています。

僕も留学をめざしています。特にダブルディグリー制度に魅力を感じていて、留学先の大学での学位取得を目標にしています。専攻分野はもともとマーケティングなどのビジネス系を考えていましたが、最近は文化にも興味があるので、進路はまだ決めかねています。

棚原
中嶌

私も留学が最大の目標です。ただ、日本にいる間にもできることはたくさんあると考えているので、これからも積極的にプロジェクトやイベントを企画し、多様な人々との交流を通じて英語を使う力と国際感覚を磨きたいです。

語学の先に描く、それぞれの夢

-卒業後の夢について教えてください

棚原

将来的には海外でのキャリアを積みたいと考えています。インテリアデザインへの夢はまだ捨てておらず、独学で学び続けています。いまは、学内にある国際共生学部の学生たちが集まる部屋のデザインを手掛けるなど、できる限り実践的なスキルを身に付けられるよう頑張っています。

私の夢は発展途上国での教育支援、発展途上国に学校を建てることです。高校生の時にザンビア共和国の人とオンラインで交流する機会があり、教育、学習の機会が限られている子どもたちの実情を知りました。その時に、実際に子供たちから「私たちの学校も建ててよ」って言われて、その気持ちを実現したいと考えています。

中嶌
岩本

私は高3生の時に参加した外大生が企画したオンラインイベント「FIND」で、フォワーダーという貿易関係の仕事をしているOBの話を聞いて以来、私もフォワーダーになりたいという夢を持っています。この分野の専門知識を深め、世界と日本をつなぐ架け橋になりたいと思っています。

英語で何かしたい人なら、ワクワクした毎日を過ごせる。

-最後に高校生へメッセージをお願いします

中嶌

国際共生学部の学生はみんな、「英語で何かしたい」という共通点はありますが、個々の夢や個性はさまざまです。ここはそういった多様性が受け入れられる場所ですので、英語が好きならぜひ挑戦してみてください。

国際共生学部は少人数だから友達ができやすく、学生同士の交流も盛んです。一方で課題もたくさん出るので、遊びと勉強のバランスが要求されます。その切り替えが得意な人にとってはすごく楽しい学科です。

棚原
岩本

4年間の授業がオールイングリッシュで、英語のレベルが高いと不安に思う人もたくさんいると思います。でも、まだ起こってもいないことを不安がるより、入学後に待っている楽しい毎日を想像してみてください。少しでもわくわくする気持ちが芽生えたのなら、その気持ちを信じて挑戦を。きっと、いい未来が待っていると思います。

編集部コメント

国際共生学科が掲げる「Global Engagement」。それは、一人一人が、グローバル社会の一員として、世界とつながり、能動的に行動し、課題解決に自ら関わっていくこと。そのために必要な力を身に付けるために、国内外でのインターンシップやボランティア、地域貢献活動、ワークショップへの参加をはじめ、学生自らが企画しプロジェクトを立ち上げたり、セミナーを開催したりするなど、主体的な取り組みを奨励しています。本日ご紹介した3人の学生もグローバル社会における自らの立ち位置を見つけ、自らが考える方向や役割で行動できるよう力強く歩んでいくだろう。

※記事の内容は取材時点(2024年1月)のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。