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北峰実和さん

高校生のときのオーストラリアへのホームステイ、そして関西外大での多くの学びや留学での出会いから、私は世界の素晴らしさを知り、同時に日本の素晴らしさを知りました。そして、将来は英語を生かした客室乗務員という仕事に就き日本の素晴らしさを伝えたいと思うようになりました。
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外国語学部 英米語学科4年/ 出身校：大阪府立春日丘高等学校

1年次｜Super IESプログラム

ー伝えることの大切さを学ぶ

1年次から始まるSuper IESプログラムは、英語の「聞く」「話す」「読む」「書く」を飛躍的に伸ばすことと、アカデミックなスキルを鍛えることを目的としています。そのおかげで、リスニングとスピーキングが苦手だった私も総合的な力を身に付けることができました。
このプログラムの特徴は英語力を身に付けるだけではなく、英語で経営学や国際関係論などを学び、留学中に履修する分野の基礎にふれることができること。私も海外留学と同等のプログラムを学ぶことで安心して留学の準備を整えることができました。また、リサーチペーパーの書き方や、多くの人に自分の考えを伝えるプレゼンテーションについても、同じように留学をめざす仲間たちと支え合いながら学べたことが私自身を人として成長させてくれました。

2年次｜留学準備

ー留学に備えて幅広い知識と教養を身に付けた

2年次は社会学、エアライン、ホテルビジネス、ホスピタリティ、マーケティング、通訳演習、フランス語などを履修し、さらにマイノリティの人たちや社会問題を知るなど、幅広い知識と教養を身に付けることができました。
社会学の授業では、先生といっしょに学生たちが社会問題についてディスカッションを繰り返すことで、知識を学ぶだけではなく自分の考えを持つ大切さを学びました。留学前にこのような経験ができたことは、私にとってとても有意義な時間だったと考えています。

3年次｜留学

ー自分の生き方を見つけるための留学だった

私はアメリカのプリマス州立大学に1年間の交換留学をしました。ニューハンプシャー州にある小さな町でしたが、現地の学生といっしょに英語で受ける授業は刺激的でした。社会学、ジェンダー、心理学、メディア、トラベルツーリズムなど幅広く学べる環境でした。同時にここでは海外の人たちとのコミュニケーションの難しさも学びました。たとえば、ルームメートとのやり取りにも最初は困りました。どうしても、遠慮してしまって、自分の考えをうまく伝えることができませんでした。しかし、自分の考えをしっかり伝えなくては自分の人生を前には進められないと感じ、ある日、思い切って自分の思いを話してみました。すると、そこからコミュニケーションがスムーズになり、留学生活が楽しくなりました。これも、関西外大で「英語で学ぶ」ということがしっかりとできていたからだと思います。

4年次｜客室乗務員をめざして

ーひとと国をつなぐ仕事で自分を生かす

私が客室乗務員になろうと考えたのは、留学や幅広い学びを経て、世界の素晴らしさを知ったからです。留学先で友だちに黒人学生団体のイベントに誘われたとき、当事者ではないからと躊躇している私に黒人の友人から「アジア人の代表として参加してほしい」と言われました。そのイベントに参加することで黒人が置かれている状況を知り、同時にそれを改善していこうとする彼らの素晴らしさを知りました。さらに留学中に訪れた都市・ニューヨークで見聞きしたことも、9.11の年に生まれた私にしかできないことがあるはずだと問いかけているようでした。
世界を知ることで私は日本の素晴らしさを伝えたいと考えるようになり、客室乗務員という漠然とした夢が明確な目標へと変化しました。4年次の授業として通訳演習や実務英語などを学んだのも客室乗務員として実践的な英語を身に付けておきたいと考えたからです。特に通訳演習では日本の文化を伝える内容などもあり、たくさんの気付きがありました。卒業後も関西外大での学びを人と人、国と国をつなぐ仕事に生かしていきたいと思います。

※記事の内容は取材時点（2024年3月）のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。