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フィンランドから日本に来て
一生の友だちができたことが嬉しい

フィンランドから日本に来て一生の友だちができたことが嬉しい

世界への好奇心を持つ
自らチャンスを作り出す
仲間と共に乗り越える
LAGER, Onni Aleksanteri さん

<<プロフィール>>
イースタンフィンランド大学(フィンランド)在籍
専攻:心理学

関西外大がコミュニケーションの楽しさを改めて教えてくれた

私はフィンランドから来ました。日本に来るのは2度目です。最初は16歳の高校生の頃でした。交換留学生として日本の高校に1年間通ったのです。そのときにふれあった日本の人たちとの交流や日本の文化がとても心地よくて、また日本に行きたいと思っていました。そのために、交換留学が終わってからもずっと日本語を独学で勉強していました。といっても、参考書などは使わずに日本のゲームソフトをプレイしたり、日本語のポッドキャストを聞いたりしていました。

関西外大への留学が決まったときは嬉しかったです。私はもともと人と出会うのが好きなので、関西外大へ行ったら、いろんな人と知り合って、日本語を上達させて、日本の文化や心理学も学んで成長したいと心から思いました。でも、本当は私は人見知りです。そんな夢を抱いて日本に行っても友だちが一人も出来ないかもしれない、とネガティブな気持ちも持っていました。ところが、日本に行くと関西外大の学生たちや留学生たちがみんなとても親切に接してくれました。そして、一生付き合いたいと思う親友まで出来ました。人と話すのは、こんなに簡単で楽しいことなのだと、関西外大で改めて学ぶことができました。

ディスカッションをすることで学びが深くなる

関西外大には留学生向けにさまざまなプログラムが用意されています。留学生として日本を学ぶのには最適なプログラムで、日本をはじめとしたアジア全体への理解を深めるのに役立っています。しかし、私がもっとも興味深く感じるのは先生や友人たちとのディスカッションです。

これは私がフィンランドで心理学を専攻していることにも関係しているのかもしれません。一つのテーマを自分一人で突き詰めようとしても、あまり深いところまで切り込むことができない場合が多いと感じています。しかし、みんなでさまざまな角度から話し合うと、自分では思ってもみなかった考え方に出会うことがあります。さらに興味深いのは、誰かの意見によって、自分の考えにも新しい光が差すということなのです。関西外大での学びはコミュニケーションが大切にされていることで、新たな気づきが多くとても深く学ぶことができていると感じます。

学んで発見する心理学者になりたい

私は将来、心理学者になりたいと思っています。心理学は常に何かを発見する仕事なのではないでしょうか。人の心はすべてが解明されているわけではありません。世の中の常識は日々変化し、価値観は10人いれば10人とも違うはずです。そんななかで、みんなが同じことを考え、同じ気持ちを抱いているはずはありません。人によって、エリアによって、国によって、心理学者は常に学びながら仕事をする必要があります。そういう意味で、発見することが心理学者という仕事の面白さなのだと思います。

そんな心理学者をめざす私にとって、関西外大での学びはとても有意義です。先ほど、ディスカッションが面白いというお話をしましたが、他にも毎日の生活の中で先生や学生、留学生たちと交わす何気ない会話のなかでも自分が成長していることを感じています。小さなことでもいいのです。友人から何か情報をもらう。お礼に別の情報を返す。そんな小さなやり取りも含めて、大事なのは日常にある学びをいつでも吸収できる姿勢であり続けることだと、ここに来て気付きました。

※この記事の内容は取材時点(2024年3月)のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。