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米納啓恭さん

スペイン語への興味は持っていましたが、大学に入ってから学びをスタートする。そう決めて関西外大のスペイン語学科に入学しました。そんな私のスタートダッシュが良かったのか、スムーズにスペイン語が身に付き、計画通りに学べました。卒業後はメキシコに拠点を持つ電子機器の専門商社で社会にもまれて、数年後にはスペインの大学院にいきたいと考えています。
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外国語学部 スペイン語語学科4年 / 出身校：大宮開成高校（埼玉県）

1年次｜スペイン語を基礎から学ぶ

ー「結」での暮らし、スペイン語を学ぶ日々

私が地元の埼玉を出て、関西外大でスペイン語を学ぼうと思ったのは、留学生と外大生がいっしょに暮らし、学ぶ「GLOBAL COMMONS 結 -YUI-」の存在に惹かれたからです。入学後はスペイン語のアルファベットからスタート。人称によって動詞の活用が変化するということが、まるでパズルのようでした。1年生は「結」で暮らしながら、スペイン語を学ぶ日々がスタートしました。中学1年のときのバレエ留学で知り合った友だち家族にスペイン語でお礼が言いたい。そこから興味をもったスペイン語でしたが、大学に入るまでは一切、勉強していませんでした。そのせいか、授業が始まると自分でも不思議なくらいにスペイン語が染みこんできて、驚くほどスムーズにスペイン語が身に付きました。そして、自分で立てた計画よりも前倒しで、スペイン語の検定・DELEのA2にも合格しました。

2年次｜PIEプログラム

ーネイティブとのコミュニケーション

2年次にPIEプログラムに参加しました。スペインやラテンアメリカから来られたネイティブの先生が授業を担当するプログラムで、授業はすべてスペイン語です。このプログラムはスペイン語でスペイン語を学ぶという感覚がとても面白くて、スペイン語本来の面白さを知り、理解を深めることができました。私は授業のなかで100％吸収しようと考えていたので、先生にもどんどん話しかけ質問しました。積極的にスペイン語を話しているうちに、2年生の最後には相手の話すスペイン語を間違いなく理解できるようになっていました。もちろん、プライベートでもスペイン語圏の友だちに電話をかけ3時間くらい話す、ということもしていました。負けず嫌いだし、探究心も強いので、楽しく必死に勉強していました。

3年次｜留学

ースペイン留学で知った言葉と文化

3年次の留学先はスペイン・マドリードにあるネブリハ大学です。関西外大のPIEプログラムを受けていたことで、授業で苦労することはなく、スペイン語に磨きをかけることができました。たとえば、スペイン語と一口に言っても、地域によって言葉が変化します。そんなスペイン語についての知識も修得することでき、同時にスペイン語でスペイン文化を学ぶことができたことが、私にとって大きな収穫でした。さらに、大学で学ぶだけではなくスペインの人たちの開放的なコミュニケーションのおかげでとても貴重な体験もできました。留学中のある日、電車で見かけたスペイン人の男の子が語学アプリで日本語のレッスンをしていました。思い切って話しかけるととても仲良くなれました。パーティーに呼んでもらい、家族とも仲良くなって、結果、スペインに200人ほどの友だちができました。

4年次｜社会にもまれるための準備

ー人を通じてもっともっと学びたい

4年次は就活と同時に、スペイン語学習の総仕上げを行っていました。4年間を通じてスペイン語修得のために大事にしていたのは、授業を疎かにしないということ。そして、私はもともと机に向かうことが得意ではないので、授業が終わったらスペイン語を話せる環境を自分で作っていました。スペイン語圏の友だちと何時間も電話で話すことを心がけていました。声にできない言葉は理解できないと自分では思っているので、とにかく声に出すようにしていました。
関西外大で学んだ4年間で、スペイン語はかなり上達したと思います。ただ、語学は奥が深いので、卒業後は仕事をしながらもう少し自分自身を磨いて、改めてスペイン語を学びたいと考えるようになりました。卒業後は外資系専門商社で働きながら、数年後にはスペインの大学院に行こうと思っています。関西外大の先生方やいっしょに学んだ仲間たち、そして、留学先で出会った友人は財産です。これまでの出会いを生かしてインターナショナルネゴシエーションやマーケティングを学び、外交的な仕事で移民問題などの国際問題に取り組んでいこうと考えています。

※記事の内容は取材時点（2024年3月）のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。