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さまざまな価値観にふれながら、
教員の夢をまっすぐに追いかける

さまざまな価値観にふれながら、教員の夢をまっすぐに追いかける

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こんにちは、Take Action!編集部です。関西外大の英語キャリア学部には「英語が使える」小学校の先生を養成する小学校教員コースがあります。この記事で紹介するのは、そんな小学校教員コースで学び教員免許も取得した3年生の谷口智紀さん(京都府立園部高校出身)。月2回、小学生に英語を教えるボランティア活動でリーダーも務めています。教員になることが夢だった谷口さん。他大学ではなく、なぜ関西外大でめざそうと思ったのか。その理由や夢のきっかけ、理想の先生像などについて話を聞きました。

留学同様の環境で学びながら、教員をめざす

ずっと、教員になることを夢見ていました。きっかけは、小学生の頃にお世話になった先生が「タイで日本語を教えてくる」という話をしてくれたことです。当時、私は中学校で英語を学んで好きになっていましたし、もともと、その先生のおかげで教員にも興味がありました。その両方を生かせるなら「先生という選択肢もありだな」と思い、そこから本格的に教員をめざし始めたという経緯があります。

関西外大を選んだのは、「GLOBAL COMMONS 結 -YUI-」で暮らせば、留学しているのと同じような環境で学びながら、4年間で教員免許も取得できると知ったからです。高校時代にオーストラリアとアメリカに短期留学し「英語を英語で学ぶ」ことで英語が使える能力の幅がぐんと広がったため、留学もできて教員免許も取得できる大学を探していました。しかし、なかなか見つけられず、どうしようかと思っていたときに見つけたのが、関西外大。完璧だと思いました。入学当初から「結」で暮らしていますが、入学してよかったと思えるくらい毎日充実しています。

子どもは教師の鏡。授業での反応は、準備の質に比例する

教職課程で学ぶ傍ら、1年生の9月から関西外大のある枚方市内の2つの小学校で英語を教えるボランティア活動もしています。私が入学した頃はちょうどコロナ禍で授業もオンライン。夏休みに入って何か新しいことにチャレンジしたいと思い、そのボランティアを先に始めていた友人から招待してもらい始めることにしました。

具体的には月に2回、小学校を訪問し、60分の英語の授業を担当しています。読み書きよりも話すことに重きを置き、英語で歌ったりカルタをしたりしながら、“I want to 〇〇”や“Do you like 〇〇?”といったカンタンなフレーズを使えるようになってもらうことをめざして取り組んでいます。現在はリーダーとして全体を見守る立場にいますが、始めた頃は、自分でわかっていることと人に教えることは違うのだと痛感しました。また、子どもたちの反応は、準備の質に比例するのだということも学びました。

子どもの笑顔や変化が、教員への道を確信させた

ずっとめざしてきた教員でしたが、実は教育実習のときは「現場を経験して嫌になったらどうしよう」と心配していました。しかし、その心配は初日には吹き飛び、選んだ道は間違えていなかったと確信できました。自分の発言などに対して返ってくる子どもたちの反応、短期間のうちに目に見える変化を間近で見られることに、大きな喜びを感じたからです。

たとえば、担当した算数の授業では用意していたワークに全員が真剣に取り組んでくれましたし、英語の授業のあと、別のところで生徒が“How are you?”と話しかけてきてくれるなど、ちゃんと受け取ってくれているんだと実感できる機会がたくさんありました。ほかにも、一緒に給食の配膳や運動会のダンスをした1カ月間は本当に濃くて、終わった後に教育実習が恋しくなったほどです。あらためて教員という職業への自分の熱量を確かめることができました。

卒業までに経験値を増やし、誰一人置き去りにしない教員へ

教員採用試験にも合格し、2025年の春から横浜で教員になることが決まっています。まだ担任を持つのか、何の教科を担当するのかなどは決まっていませんが、できればクラスの担任になりたいです。子どもたちの成長を誰よりも近くで見守ることができるからです。理想の教員像はやはり、小学校6年生のときの担任の先生。クラスで楽しそうにしている子、一人ひとりと向き合って、誰一人置き去りにすることのない教員になりたいと考えています。

卒業までの一年間は、最近は教育実習や試験の準備で参加できていなかったボランティアにもまた参加したいです。また、赴任先の横浜の学校は海外の子も多いため、中国語やスペイン語を学んだり、障害を持っている子がいたときのために手話を学んだりするのもいいかもしれません。いずれにしても、より密に一人ひとりの子どもたちとコミュニケーションが取れるように、自分の経験値を増やすことにチャレンジしていきます。

※この記事の内容は取材時点(2024年3月)のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。