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多文化が交わる関西外大。
アートには、国境を越えて心をつなぐ力がある。

多文化が交わる関西外大。アートには、国境を越えて心をつなぐ力がある。

世界への好奇心を持つ
自らチャンスを作り出す
多様な価値観と向き合う

こんにちは、Take Action!編集部です。この記事では幼少期から好きだったデザインを生かし、アートのプロジェクトに取り組んだ留学生のElizabethさん(アメリカ・マイアミ大学)をご紹介します。プロジェクトのなかでは、新たなデザインの可能性を見出したというElizabethさん。彼女の行動力の源や関西外大に留学して気付いた魅力を伺いました。

関西外大への留学が、目標への第一歩になった

アメリカのマイアミ大学から関西外大に留学しています。元々、日本語に関心があり副専攻で日本語を学んでいたことと、日本らしいデザインやビジュアル・アートに興味があり、アジアの歴史や文化を学べる関西外大を選択しました。

留学前は、アメリカでは得られない経験をしたり、触れることのない文化に触れてみたいと思っていました。実際留学してみると何もかもが新鮮で想像以上の毎日が待っていました。そのなかで印象深い経験をひとつ挙げるとすれば、アートプロジェクトになります。子どもの頃から絵を描くことが好きで、いつか自分自身でも誰かにインパクトを与えられる作品づくりをやってみたいと思っていたので、実施することができてとてもうれしかったのを覚えています。

言語も文化も違う。でも人は心でつながっている

アートプロジェクトは母国の大学から課せられていた制作課題で、コミュニティづくりを目的に、学生の交流を図ることをめざしていました。私がテーマにしたのは「つながりと違い」。着想を得たのは、関西外大に集まる世界各地の学生からでした。さまざまな文化的背景を持つ人たちに囲まれながら生活している自分のユニークな立場を生かして、共通点を見出し作品に昇華させようと思ったからです。参加者である学生たちには、それぞれの母国語で全世界に向けた願いを書いてもらい、それをひとつの作品としてまとめました。

言葉も、価値観も、何もかもが違う人たちがひとつのテーマのもとで混じり合っていく。面白かったのは意外にも、願いの中身はみんな似たようなものだったことです。願いを並べて人のつながりだけを表現するはずが、実はよく見ると心もつながっているという表現ができました。それをさまざまな言語でつくれたのもよかったです。

自分の世界が、誰かの関心を惹くなんて思ってもいなかった

関西外大に来て私は、一歩踏み出して行動することの大切さを学びました。このアートプロジェクトはいろいろな人が参加してくれたおかげで、たくさんの人たちとのコミュニケーションをとることが出来ました。日本語も、英語も、どちらも使いながら作品のテーマや取り組んでほしいことを伝えたことは難しかったのですが、みんなが前のめりで興味を持って話を聞いてくれたことがこのうえなく嬉しかったことを覚えています。

せっかくの留学だから、と不安な気持ちを抑えてチャレンジしたことが、こうして誰かのアクションにつながっていて、やってよかったなって素直に思えました。ずっとアメリカにいるときは、毎日同じような人たちと話すことが多く、自分の世界に閉じこもってしまうことが多かったです。今回の留学経験を通して、自分に関心を持ってもらうことがこんなにもうれしいことなのだと知ることができました。気付くきっかけをくれた関西外大には感謝の気持ちでいっぱいです。

多種多様な人の気分転換になるデザインがしたい

これからは日本で得たインスピレーションを生かして、自分自身のデザインをよりユニークに、より確立されたスタイルへと変えていきたいです。作品を通して伝えたいことは、日常的な幸せ。よりたくさんの人に届けられるよう制作段階では作品を見る人たちがどういう人たちなのかを理解することを意識しています。

多様性に配慮したデザインコンセプトで、できるだけ多くの人に見てもらい、理解してもらえるようにします。作りながらたくさんの人の顔を思い浮かべると、またそれが作品へと昇華されてよりクオリティの高いものになっていきます。関西外大では本当に多種多様な人たちと出会いました。そのおかげか、留学前から自分の作品のクオリティが上がったように感じます。自分の作品が、誰かのその日の気分だけでも良くできたらうれしいなと思います。

※この記事の内容は取材時点(2024年3月)のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。