こんにちは、Take Action!編集部です。関西外大の日本語の授業は、留学生に大人気。本格的な言語としての知識やスキルが学べることが特徴です。この記事では、日々日本語の学習に励んでいるEmilianoさん(メキシコ・モンテレイ工科大学)をご紹介します。日本語や日本文化を学ぶことで、新しい発見や気付きを得るのみならず将来的な視野まで大きく広がったというEmilianoさん。彼の学習意欲の源や関西外大の魅力について、お話を伺いました。
学び始めたときの楽しさを、もう一度味わいたい
関西外大に留学を決めたのは、日本語を言語として本格的に学びたかったからです。16歳の時、メキシコの中学校を卒業したあと、一人で日本に来て1カ月間日本語の勉強をしたことがありました。当時は、日本語の曖昧さが理解できず、漢字も30〜40個ほどしか覚えられませんでした。ただ、日本語を学び始めたときの楽しさがずっと忘れられず、数年の時を経て、日本への留学を決断しました。
言語学修を通して深まる絆が関西外大にはたくさんある
関西外大に来てからは、毎日できるだけ日本語の練習を自主的に行うようにしています。
関西外大では日本語を論理的に学修できるだけではなく、一人ひとりのスキルに合わせて親切に丁寧に教えてくださる先生もいます。日本語学修において最適な環境だと思いました。
授業では高度な日本語の修得ができる分、試験や口頭試問は比較的難しく、どれだけ日本語を学ぶことが好きだったとしても心が折れてしまうことがあります。けれども、関西外大はグローバル性に富んでいるため、友人は英語もスペイン語も話せる人が多く、いつも分かりやすく教えてくれます。
逆に、英語やスペイン語で分からないことがあるときは、私から教えたりもします。お互いに助け合うことができたおかげで、試験や口頭試問でいい成績を納めることができました。振り返ってみると、言語学修を通して友人ができたり、絆を深めたりすることができたのは、関西外大という言語に前向きな人が多い大学だからだと心から思います。
言語の理解が深まると、人への理解も深まっていく
日本語を学ぶなかで感じたのは、新しい言語が分かるようになることで、今まで気付くことができなかった人間の素晴らしさや新しい文化に気付けるようになるということです。レストランでの食事ひとつとっても、日本語を学んだおかげで店員さんの丁寧な言葉遣いや思いやりのある話し方、口調に耳が向くようになり、その人の思いやりや優しさに気付くことができます。また、関西外大は、京都、奈良など日本の古都とも近く、実際に現地を訪れて授業で学んだ日本語を実践的に使いながら文化も学ぶことができるため常に新鮮な発見や気付きが自分の中に生まれます。外大生と留学生が生活をともにする「GLOBAL COMMONS 結 -YUI-」で出会った友達と近畿地方中心にさまざまな場所を観光し、日本文化に触れてきました。
日本語という言語を一括りで物事を観察するのではなく、そのなかにある一つひとつの単語や発し方にもしっかりと意識を向けることで、相手への理解がより深まる。そして、さまざまな場所を訪れ、実践的な日本語学修を重ねながら日本文化に触れることで常に新しい気付きを手に入れることができる。関西外大での経験を通して、言語や文化を学ぶことは生きていくうえで人として大切なことなのだと気付くことができました。
言語を学ぶにつれて、人として成長できた
関西外大に来て、異文化に触れたことで視野が広がり、国内だけで働くという気持ちから、海外で働くことに興味を持ちました。日本文化を知り、日本語もできるようになったことで、働けるフィールドが広がったことも留学してよかったことの一つだと思います。
関西外大に来てから、たくさんの日本人の友人ができたり、助けてくれる身近な存在に気付くことができたり、人生の財産を手に入れたりすることができました。困っている人がいたらすぐに力になるというスタンスを忘れず、私はどんなときでも人に優しくできるエンジニアになりたいと思っています。
※この記事の内容は取材時点(2024年3月)のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。