KANSAI GAIDAI UNIVERSITY VISION

逃げずに心をひらけば、
想いは伝わる。

英語で本音を伝える、という体験。

留学中に、現地の友人と、ささいな誤解がきっかけで気まずい雰囲気に…。日本にいたころの自分なら、そのままうやむやにしていたかもしれません。でも、海外では言語が違うからこそ、しっかり向き合い話さなければわかり合えません。「私は英語が母語じゃないけれど、ちゃんと話し合いたい」と彼女に切り出し、自分の思いを伝えました。本音を話す、それも英語で伝える、というのは私にとって新しい挑戦でしたが、一生懸命自分の気持ちを伝え、相手の気持ちも知ることで、無事に誤解は解消。それまで以上に彼女と仲良くなることができました。これはほんの一例ですが、勉強だけではなく、目の前の問題から逃げずに心を開いて人と向き合う経験ができたこと。それが私の大きな糧になっています。

まずは、相手の背景から理解する。

実は、留学先の大学では、日本人は私一人でした。言葉も、育った文化も違う人たちの中で生活するのは大変なことでした。そんな中でも前向きに新しいことに挑戦できたのは、留学前に受けた関西外大の授業や学生生活である程度鍛えられていたからかもしれません。例えば、関西外大の「Super IES プログラム」の授業では、「タブー」をテーマに安楽死やLGBTQなど、日本社会ではあまり取り上げられないトピックについて学びました。このような授業を通して、普段から物事を多角的に考えたり、相手を理解するために真摯に向き合う姿勢が身につきました。アメリカ社会では当たり前になっていることを事前に学ぶことができていたので、留学中は日本人としての視点も交えながら、現地の学生と対等に意見交換をすることができました。

人と人を、つなぎたい。

留学先でたくさんの人に支えてもらった経験から、帰国後は「今度は私が人のために何かをしたい」と考えるようになりました。その一つとして、今は「GLOBAL COMMONS 結 -YUI-」で、日本人と留学生をつなぐ存在となるべく頑張っています。将来の夢は、客室乗務員として日本のおもてなしを人々に伝えていくこと。どんな時も真摯に向き合う姿勢で、この夢を叶えたいと思います。

Profile

嶌岡 ふう

外国語学部 英米語学科
留学先:ハイラム大学(アメリカ)

高校時代に英語のスピーチコンテストに出た経験から、他言語で思いを伝える喜びを知り、関西外国語大学に入学。1年次に「Super IES プログラム」を受講し、2年次からはリベラルアーツ留学でアメリカのハイラム大学に留学。現在は「GLOBAL COMMONS 結 -YUI-」 でレジデントアシスタントとして奮闘中。