KANSAI GAIDAI UNIVERSITY VISION

世界中で、
たったひとりの自分になる。

「⽇本⼈のShun」から「Shun」に。

2年間の学位留学(※)後、アメリカで3年半社会人を経験しました。入社当初は、ビジネスパートナーから「日本人のShun」として紹介され、自身の価値は日本人であることが大きいのだと感じました。私は以前から自身の能力を高め、存在価値を最大化するための努力をしてきましたが、自身の価値が日本人という属性にあったということに、当時はもどかしさを感じました。本来ビジネスシーンでは、国や⾔語は関係なく、いかに⾃分の存在価値を認めてもらえるかが重要です。そのためにまず意識したのは、⾃分の意思を持ち、何をすべきかを考え、すぐに⾏動に移すこと。「⾃分は何がしたいのか。何ができるようになるべきなのか」「相⼿は何を求めているのか」「どのように行動したら相手に認められ、提供価値を最大化できるのか」。そんなことを常に考え、数多く実践する。それを繰り返しているうちに、お客様から直接ご相談をいただくことも増え、私を紹介してくれるときの⾔葉が「⽇本⼈のShun」ではなく「Shun」になったのです。国や⾔語の壁を越え、はじめて⾃分の能力、存在価値が認められた瞬間でした。
(※2020 年 現在は「ダブル・ディグリー留学」。)

向上⼼に⽕がついた、学⽣時代。

主体性を持って⾏動するという私のスタンスは、関⻄外⼤在学中に培われました。⼊学当初、私は英語が得意ではなく、周りには帰国⼦⼥や優秀な学⽣がたくさんいる中で、あまり⽬⽴たない存在でした。ですが、そんな私を常に励ましてくださった職員の⽅がいました。留学という⽬標に向けて何をすべきか⼀緒に考え、私の挑戦をサポートしてくださったのです。時には私の負けず嫌いな性格を⾒抜き、あえて厳しい⼀⾔をいただくこともありました。そのおかげで、周りの優秀な学生との差をいかに短期間で埋め、追い越せるかを徹底的に考え、主体的に行動するようになりました。寝る間を惜しんで勉強するのみならず、積極的に韓国⼈の友⼈と英語でディスカッションをし、さらには留学前に実際にアメリカの⼤学へ行き、教授に声をかけ実際の授業を体験させてもらうなど、留学に向けてあらゆる努⼒をしました。その結果、念願の学位留学(※)を叶え、将来⾃分が活躍できるフィールドを広げることができました。
(※2020 年 現在は「ダブル・ディグリー留学」。)

世界の中で、⾃分らしく⽣きる。

現在私は、外資系総合コンサルティング・ITサービス企業のアクセンチュアに勤務しています。学⽣時代に培った主体性や語学力を活かし、多くの⼈と積極的にコミュニケーションを取るようにしています。また、会社に蓄積されている情報をつなぎ合わせ、新たな付加価値をお客様に提供し、イノベーションを起こせるような存在をめざし努力しています。国や⾔語は関係なく、⾃分にしかできないことは何か。常に意識しながら、今後も⾃分の存在価値を⾼めていきたいと思います。

Profile

平野 駿介

外国語学部 英米語学科 卒業
勤務先:アクセンチュア株式会社

高校時代は、甲子園をめざし野球一色の生活。しかし、高校3年生の春に偶然見たテレビ番組がきっかけで、日本と外国の文化の違いに興味を持ち、留学をしたいと考えて関西外国語大学に入学。関西外大とアメリカ、両方の学位を取得できる学位留学プログラムに参加し、2014年5月にマイアミ大学、同年8月に関西外国語大学を卒業。日系の人材派遣紹介企業のアメリカ支社で3年半勤務したのちキャリアチェンジし、現在はアクセンチュア株式会社にて勤務。