自分で決めた夢には、
エネルギーがある。
ある教授との出会いで、
世界が広がった。
私はもともと英語が好きで、入学当初は主に英語を学びたいと考えていました。しかし、第二外国語として選択した中国語の授業で、ある教授と出会ったことで、中国語に興味を持つようになりました。その教授は、わからないことがあればいつでも丁寧に教えてくださる熱心な方で、さらに国際的に活躍されており、「私もいつかこんな風になりたい」と心から尊敬するようになったのです。最初は発音すら難しかった中国語ですが、実際に話し、勉強するうちにその奥深さに魅せられ、どんどん好きになっていきました。また、語学だけでなく、中国の政治や文化への関心も高まり、「もっと知りたい」と思うように。中国人留学生とも「あのカフェの新作ドリンク飲んだ?」「昨日のテレビ見た?」などと、他愛もない会話を楽しめるようになり、「国も言語も、話をする上ではまったく関係ないんだな」と気づくこともできました。以前は、勉強のことを「とにかく頑張らないといけないもの」と捉えていましたが、自分が学びたいことを勉強できるのは、とても楽しいことだと感じるようになりました。
これからの人生について、
とことん考えた時間。
高校生の時は、自分の将来についてあまり明確なイメージを持っていませんでした。ですが、短期大学部の「K.G.C.ベーシックス」という授業で、自己分析を行い将来について考える機会があり、改めて「自分はどんな人生を送りたいんだろう?」とじっくり考えるようになりました。そのような環境の後押しもあり、明確に決めていたわけではなかった中国留学や、関西外大への3年次編入学をめざすようになりました。周りには、同じく3年次編入学をめざしている仲間も多く、それぞれの目標に向かって「一緒に頑張ろう!」と励まし合えることが大きな力になっています。夢の発見と実現。その両方に近づける環境です。
自分で選びとった夢に向かって。
その後、必死に勉強をして中国留学のチャンスを掴みとったのですが…。残念ながら、今の世界情勢を考慮し、予定していたプログラムでの留学は中止になってしまいました(※)。ですが、決して留学がゴールではないですし、まだまだチャンスはあると考えています。励まし合う仲間もいます。何より、自分で決めた夢なのでポジティブな気持ちでいられます。学生のうちに中国語の能力を鍛え、卒業までに中国語検定の最高レベルである6級を取得し、将来は日本と中国の架け橋となるような仕事に就く。それが私の夢です。
(※取材時は2020年3月。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、学生の安全と健康を第一に優先し、留学プログラムについてこのような判断をいたしました。)
守山 るるか
短期大学部 英米語学科
中高生のころから英語が好きで、語学を真剣に学びたいと考えるようになる。まだ将来のキャリアが明確ではなかったため、4年制の大学ではなく、就職や編入など進路に幅広い選択肢がある関西外国語短期大学部に入学。入学後は、英語はもちろんのこと、第二言語として中国語を選択。現在は中国留学と、関西外国語大学への3年次編入学をめざして勉学に励んでいる。