KANSAI GAIDAI UNIVERSITY VISION

経験は、
自分自身のジャンプ台。

「どう乗り越えるか」を楽しんだ、中国語留学。

私は高校時代に留学を経験、関西外大入学後はアメリカに留学し、海外でのコミュニケーションにはある程度慣れていると思っていました。しかし、人生で3カ国目となる中国への留学で、初心に引き戻されました。中国語は、少しでも発音が違うと、なかなか伝わらないという難しさがあります。その壁を越えるためには、とにかく積極的な姿勢が大切でした。刺激になったのは、現地のクラスメートたちの存在です。留学先の北京語言大学には、中国だけではなく、韓国やタイ、フランス、サウジアラビアなどさまざまな国からの留学生がいたのですが、彼らはとても積極的でした。授業中、教授が話している最中でもためらわず質問をしたり、意見を言ったりするのです。私も、少しでもわからないことがあれば、すぐに教授に聞くことにしました。まずは、教授にどのように声をかけたらよいか、そのフレーズの練習から。勉強と実践を繰り返す毎日でした。授業はもちろん、プライベートでも、実際に自分の想いが伝わった瞬間の喜びは大きく、相手との距離も一気に縮まりました。帰国後も連絡を取り合うほど仲良くなった友人がたくさんいます。

さまざまな文化に触れる中で、見えてくるもの。

私が在籍する英語国際学部では、2年次に英語圏と中国の2カ国へ1学期間ずつ留学し、幅広い国際感覚や異文化理解力、適応力を磨くことになっています。私は、アメリカ・中国の2カ国で、さまざまな文化の違いを体験しました。例えば、中国で現地の友達から、「君は『ありがとう』とよく言ってくれるけれど、そんなに気を遣ってくれなくてもいいんだよ」と言われたことがあります。日本にいる時は、ささいなことに対して「ありがとう」を伝えることが大切だと思っていましたが、国や文化によっては、「ありがとう」の持つ意味や使い方が微妙に違うのだということを知りました。このような体験を重ねることで、より物事を客観的に見ることができるようになり、自分の器が大きくなったように感じています。

コミュニケーションで、誰かの力になりたい。

私は人と話すことが好きなので、将来は営業職に就きたいと考えていましたが、最近は、地元の官公庁で、海外から観光にきた外国人に地域の魅力を伝えたり、滞在をサポートしたりするような仕事にも興味があります。留学でたくさんの人に支えてもらった分、これからは私がたくさんの人の力になりたいです。今後は英語検定や中国語の試験、就職活動など、何事にも積極的に挑戦し、その経験を糧に、夢を掴みたいと思っています。

Profile

立石 圭真

英語国際学部 英語国際学科
留学先:ノーザンアイオワ大学(アメリカ)、北京語言大学(中国)

中学生のころ、趣味のスケートボードを通して外国人と触れ合う機会があり、「彼らともっと話せるようになりたい」という思いで英語に興味を持つ。高校時代には、カナダへの留学を体験。その後、多彩な留学プログラムに魅力を感じた関西外国語大学に入学。2年次にはノーザンアイオワ大学(アメリカ)、北京語言大学(中国)にそれぞれ1学期間留学。