本学GP視察団、釜山外大と大眞大学を訪問

2010/2/17

 

 

本学の「教育GP韓国大学視察団」(谷本榮子理事長ら10人)が2月15、16日の両日、釜山外国語大学とソウル近郊にある大眞大学を訪問した。いずれも本学の単位互換提携校で、文科省から教育GPに選定され、本学が中心になって推進している「『ASEAN+3』大学コンソーシアム」構想などについて協議し、2大学とも、本学との交流を深める中で積極的に関わりたいとの考えを明らかにした。

この構想は日中韓3国とASEAN10カ国の大学がスクラムを組み、本学を通して相互の交流を活発化させることで、次世代のアジアを担う国際人を育成しようという、わが国初の大学国際コンソーシアム構想。2008年度に、文科省から「教育GP(質の高い大学教育推進プログラム)」に選ばれた。

釜山外大は、市中心部の北側にある南山洞に新キャンパスを建設し、2013年春に移転する予定。新キャンパスは本学の中宮キャンパスがモデルになっており、建設本部長の鄭慶萬教授が模型やCGを使い、全体像やエコに配慮した工夫などを説明した。

本学関係者からは「イメージが似通っていて『兄弟校』というにふさわしい」「緑に包まれた素晴らしい環境だ」などの声が上がった。

 鄭海鱗・釜山外大理事長は「釜山でも少子化が進んでいる。施設だけでなく、教育内容や国際交流など、質的な向上も欠かせない。『兄弟校』として、関西外大との一層の連携強化を図っていきたい」と述べた。

 大眞大学では、李千洙総長が谷本榮子・本学理事長の2009年秋の褒章受章を祝福。ついで「大眞大学は発展途上にある。『ASEAN+3』大学コンソーシアム構想についても、ぜひ仲間入りし、関西外大との連携、交流をさらに深めていきたい」と強調した。

 本学視察団は14日に大阪を発ち、主としてインターネットなどを使った韓国2大学での授業モデルや設備、施設を見学した。