留学体験談(2)シンガポールマネージメント大学ー上田竜也さん(外国語学部英米語学科3年)

2010/7/1

 

 

テーマ:君が次に行く先は・・・!

シンガポールは東南アジアに位置し、マレーシアの南にあります。少し歴史的な背景を説明すると、ご存知かも知れませんが、シンガポールは以前イギリスの植民地下にあり 後日本の占領下におかれていました。このイギリスの植民地の下での影響は、現代のシンガポールでも至るところで、都市の形成、土地の名前、政治体制や建築物等に感じることができます。そして、今日のシンガポールは、最大規模の世界の金融市場として目を見張る存在感を持っています。

シンガポールの今日の発展には、建国者リ・クアン・ユーにより作り上げられたシンガポール政府の力が大きく関わっています。彼は教育改革を断行し、教育を受けることを義務付け、英語と母国語の両方を身につけることを全ての国民に求めました。これにより、シンガポール国民は平均的に2カ国語に精通しています。また、リ・クアン・ユーは、シンガポールを、ロンドン・ニューヨークをお手本とした金融市場の拠点となるような国の政策を取りました。その結果として、今日のシンガポールには数えきれないほどの金融機関が集まっています。

また、シンガポール政府は、多くの移民たちを差別なく受け入れています。日本と違い天然資源の少ないシンガポールでは、人的資源の確保に努め移民や外国人に優しい環境を作っているのです。その結果として、シンガポールの国民一人当たりのGDPは日本を超えています。日本がバブルの崩壊で停滞する経済に苦しんでいる中、シンガポールは着実な成長を遂げているのです。

私は、心から 他の関西外大の学生のみなさんに留学プログラムとしてシンガポールマネージメント大学を選択することをお薦めしたいと思います。もちろん多くの課題や任されるプロジェクトにより知的刺激やしんどいこともありますが、ここでの「学ぶ」環境は、学生の仲間たちとの共同作業や先生との交流を推し進めるものであり、そして勉強に使う教材はとても実生活に関連した身近なもの、且つ最新のものばかりです。色々と言っているものの、結局のところ一番言いたいのは、本当に、みなさんにシンガポールを選んでもらいたい!のです。