海外生活体験記(4)友達(の輪)づくり--藤田由美子

2010/7/26

 

 

海外に出ると、自分の国に居たころよりも、もっと「友達」が欲しくてしょうがなくなります。特にその現地(ローカル)のお友達です。でも、それは往々にして結構な「チャレンジ」です。何が周りの人に「アピール」なのか、コミュニケーションを取るにも関係を作り上げるにも、まずはキッカケが必要です。

私のおすすめは、ホームパーティです。やはり、リラックスムードなので、気楽に自分を出しやすいからです。失敗を恐れる必要もないですし。でも、もっとおススメは、自分のところでホームパーティをすることです。「ホスト」であれば、その場の進行も自分次第、また、予定を立てられるので「コントロール」しやすい。コントロール=舵取りが出来るものほど、自分に都合がいいことはありません。

でも、

ホームパーティというと、ちょっと面倒で億劫かも知れないし、お金も案外掛るかも知れません。

そんな時、私はよく「ランチタイム」を利用しました。学校だって仕事場だって、大抵の場合ランチタイムはあります。そこで、「お弁当」を二つ持っていくのです。

一つはもちろん自分用、もう一つは、是非同僚や友達に!友達用には一つで十分。周りの人だって、何も人が用意しているお弁当で「お腹いっぱい」になるつもりもなく「ちょっとトライしてみたい」位だろうし、それ位のほうが重荷にもならないし、作る側の自分だって「一つ作るときについでにもう一つ」位ならば、朝の苦労もそれほどありません。掛る費用だって、一つと二つならさほど変わらないで済みます。

そんな場面では、必ずと言っていいほど、その場の会話の主導権を握ってしまうことになります。

日本人のお弁当のレベルは、想像以上に高いから 「ご飯におかず2品」でも 大絶賛です。

料理はあんまり得意じゃない、なんて思っている人が作るお弁当(例えば私)でさえ、

みんなの賞賛を浴びること、間違いナシです。

これはキッカケづくりのホンの一例ですが、特に海外に住むことになった時、現地での友達というのは、そこでの生活を本当に彩ってくれるものです。是非、色んなやり方で、友達作りにトライしてみてください。