高校野球で歴代最多とされる通算140本塁打を放った花巻東高校(岩手県)の強打者、佐々木麟太郎選手(3年)が、スタンフォード大学(アメリカ)に進学することが発表されました。
フルスカラシップという全額奨学金で進学すると報道されており、同大学の野球部監督デービッド・エスカー氏は「彼はフルスカラシップ。学費も寮費も100%大学が負担する」と述べています。
この記事では、海外留学をする上では大きな特典となる全額奨学金=フルスカラシップについて解説。
それとともに、手厚い!と評判の関西外大の留学奨学金(フルスカラシップ)についてもご紹介します!
*記事内の情報はすべて取材時(2024年3月)のものになります。
スタンフォード大学について
スタンフォード大学は、アメリカ・カリフォルニア州にある私立大学で、2023年度の世界大学ランキングで3位を誇る名門大学です。
1891年創立。世界に名をとどろかす名門大学で、全米で最も入るのがむずかしい大学の1つ。「シリコンバレー発祥の地」としても有名なこの大学は、虎視眈々と世界の情勢をにらみながら、世界中をあっと言わせるようなベンチャービジネスを誕生させる可能性を常に秘めている。「西のアイビー」という形容を嫌い、いわゆる伝統的な「大学」の殻にはまらない革新的な大学経営を行い、財政状況も極めてよい。校風はカリフォルニアの気候そのままにリラックスしてオープンで、学生たちの声や要望、世界情勢に応じてカリキュラムや学則が変更される柔軟性や受容性を誇っている。工学、生物学、自然科学の分野に強く、心理学やコミュニケーションの分野でも全米で最高峰のレベルを誇る。人気の専攻分野は工学、コンピュータ、数学など。美しく広大なキャンパスは全米最大のロダンの彫刻コレクションを誇り、穏やかな気候は学生たちの課外活動への積極的な参加を促していて、スポーツの強豪校でもある。
出典:アメリカ留学のための大学情報 アメリカ大学ランキング
上の文章にもあるように、スポーツも盛んな大学で、文武両道の人材を輩出しています。
なお、スティーブ・ジョブズの”Stay hungry, stay foolish”で有名なスピーチが行われたのもスタンフォード大学です。
こちらはスタンフォード大学の公式YouTubeにアップされているジョブズのスピーチです。
2005年6月、スタンフォード大学卒業式辞で語られたもので、スピーチの締めくくりの言葉として述べたのがこの”Stay hungry, stay foolish”でした。
佐々木麟太郎について
高校通算140本塁打を放った花巻東高校(岩手県)のスラッガー。
2年春のセンバツに出場(1回戦敗退)、3年夏も準々決勝まで進みベスト8に。
父親は、花巻東高校野球部監督の佐々木洋氏。
プロ注目の選手でしたが、2023年のドラフトにおいてプロ志望届は提出せず、その進路が注目されていました。
フルスカラシップ(学費+住居費+食費全額免除)について
フルスカラシップは返還義務のない給付型の奨学金で、一般的には学費にプラスして、現地での滞在費(住居費、食費)が支給されます。
対象者は、高校や大学の成績によって決められるのが一般的です(基準については各大学によって異なります)。
スタンフォード大学は、
- 学費と寮費・食費を併せて年間1,000万円以上
- 4年間で5,000万円近い費用がかかる
といわれています(1ドル=150円換算・2024年3月現在)。
ニュースなどによると、全額奨学金を受給するのは学生総数の約5%といわれ、アメリカ国籍以外の学生が同奨学金の対象になるのは異例だそうです。
関西外大のフルスカラシップ

多彩な留学プログラムが完備されているのが関西外大の特色のひとつで、毎年多くの学生を海外の協定校に派遣しています。
そうした留学に関する質と量を担保しているのが、充実した留学奨学金制度です。
関西外大には、「フルスカラシップ」「スカラシップ」という独自の「給付型」留学奨学金があります。
ポイントは、
- 給付型(返還の義務はなし)
- 定員制限なし(基準を満たせば、全員に支給)
- 留学期間中も、本学の授業料その他納付金(合計115.4万円)は納入する必要がある
ということで、コロナ禍で留学がストップしていた時期を除き、毎年多くの学生が同奨学金を活用して「留学」の夢を実現しています。
本学に納入する約115万円で、差額の留学費用をサポート

海外の私立大学の学費は非常に高く、現地の滞在費も含めると経済的な負担はかなり大きくなります。
上の図のニューヨーク州立大学オルバニー校の場合、授業料・住居費・食費とあわせて1年間で約43,900ドル=約660万円(US$=150円換算)の費用がかかることになります。

上記のケースで関西外大のフルスカラシップを利用した場合、本来であれば1年間で約660万円かかるところ、本学に納入する約115万円で済むということです。
別の大学(イーロン大学、ガスタバス・アドルファス大学)の事例でも見てみましょう。
以下、金額はUSD(アメリカドル)の金額で、日本円は1ドル=150円換算で計算しています。
Elon University (イーロン大学 アメリカ)
授業料+諸費 | $46,451 |
寮費 | $7,303 |
食費 | $4,754 |
合計 | $63,502 |
日本円に換算すると約950万円(1$=150円換算)。
Gustavus Adolphus College (ガスタバス・アドルファス大学 アメリカ)
授業料+諸費 | $55,446 |
寮費 | $7,050 |
食費 | $4,754 |
諸費 | $620 |
合計 | $67,870 |
日本円に換算すると約1,020万円(1$=150円換算)。
900万円以上、留学費用がお得になるケースも!?
イーロン大学、スタバス・アドルファス大学のケースを確認しましたが、それぞれ約1年の留学で、学費や寮費、食費などを合わせると一千万円前後の費用がかかります。
関西外大独自の留学奨学金であるフルスカラシップを活用すると、本学に納入いただく1年間の学費(約115万)で、上記の留学にかかる費用をまかなうことができ、
- イーロン大学 約950万-約115万=約835万円
- ガスタバス・アドルファス大学 約1,018万-約115万=約903万円
となり、差額の約835万円、約903万円分を関西外大が奨学金としてサポート(免除、または支給)します。

円安の影響もあり、アメリカの大学への留学のハードルは、特に経済的な側面から年々高まっています。
それを手厚くサポートするのが関西外大のフルスカラシップで、他大学の留学奨学金と比べてもかなり手厚いサポートになると思うので、ぜひ比較してみてください。
以下の記事は、高校卒業後、アメリカの大学への進学を考えていた学生が進路変更し、本学の国際共生学部に入学。フルスカラシップを活用して、2年間のアメリカ留学をめざしている学生のインタビューを掲載しています。
よろしければ、ご参考にしてください。
定員制限なし(基準を満たせば、全員に支給)

関西外大のフルスカラシップ・スカラシップは定員に制限はありません。
つまり、基準を満たせば、全員に留学奨学金が支給されます。
では、その「基準」とは、どのようなものなのでしょうか?
基本的には、
- 大学での成績
- TOEFLのスコア
で、規定以上の成績を取ることが求められます。

特にフルスカラシップの場合、ハードルは高くなりますが、逆にいうと、その基準をクリアさえすれば人数に関係なく全員が留学奨学金を受給できるわけです。
対象となる留学プログラム

関西外大の留学奨学金「フルスカラシップ」の対象となるのは、以下の留学プログラムです。
- 学位留学
- 中国学位留学
- 短期大学部学位留学
- 大学・大学院学位留学
- 2カ国留学
- グローバルチャレンジ留学
- 専門留学
- 交換留学
- スペイン語圏交換留学
- 【短大限定】春学期中国留学
スカラシップが対象となる留学プログラムに関しては、以下のページをご参照ください。

基本的に、語学を身につけるための留学ではなく、語学はあくまでツールとして留学前に一定の基準を満たし、留学先大学では現地の学部生と同じクラスで専門分野を英語(スペイン語・中国語)で学びます。

大学で専門分野の学びを現地の言葉で理解できるレベルに達した上で留学に行くということですが、関西外大ではそのための留学準備教育も整えられています。
関西外大の留学準備教育について

留学準備教育が手厚いのも関西外大の特色の一つです。
具体的には、
- Super IES プログラム(スペイン語学科はPIEプログラム)
- 留学準備教育
といったプログラムを設けています。
本学で学ぶ外国人留学生を対象とした留学生別科の授業を受講し、オールイングリッシュで専門分野を学ぶ機会があるなど、日本にいながらにして海外の大学と同じような環境で学べるのも関西外大ならではです!
留学準備教育の一例として、以下に英語キャリア学科の学生を対象としたSuper IES プログラム受講者の記事を掲載するので、ぜひ合わせてお読みください。
留学候補生に高いハードルを課している理由

リベラルアーツ留学をはじめ、関西外大の留学プログラムに参加する場合、留学選考に合格する必要があります。
つまり、一定の成績、英語力がないと、留学には行けません。
理由は、単に言語を学ぶ語学留学ではなく、英語で現地の学生といっしょに専門分野を学ぶからです。
逆にいうと、語学力がない状態で、現地の学生と同じクラスで専門分野を英語で受講してもついていけません。
実際、佐々木麟太郎選手のスタンフォード大学留学に関するニュースにおいて、パックンことパトリック・ハーラン氏は、以下のようなコメントを寄せています。
「スポーツをやり続けるには、まずCアベレージ。(成績の)ABCDでCをずっと保たなくてはならないし、単位もちゃんと取っていないと次の学年に進めないから、もう彼が一生懸命頑張らないとダメなんですよ」
「そこらへんの英会話学校のレベルじゃあ卒業するのは、絶対難しいです」
出典:パックン 佐々木麟太郎が進学のスタンフォード大は「スポーツ推薦あります」も卒業は「絶対難しい」
つまり、くり返しになりますが本学の長期留学プログラムでは、留学生を対象とした語学学校で学ぶのではなく、現地の学部生といっしょに専門分野で学ぶので、「英会話学校のレベル」ではない高い語学力が求められます。
関西外大では、そのスキルが身についているかを確認した上で、留学に派遣するわけです。

そのスキルを育むために、Super IES プログラムをはじめとする充実した留学準備教育が用意されています。
本人の努力は不可欠ですが、逆にいうと留学を前提とした本学の各学科のカリキュラムをしっかりと受講すれば、誰にでも留学のチャンスがあるということです!
この高いハードルである留学資格審査・留学選考試験をクリアすると、自ずとフルスカラシップ・スカラシップの基準にも肉薄するということで、
実際に本学から派遣する留学生の多くが、留学奨学金を利用して留学の夢を実現しています!
フルスカラシップを利用して留学した学生のインタビュー記事を以下にUPしているので、よろしければ参考にしてみてください!
さいごに
この記事では、2024年9月にスタンフォード大学に入学する佐々木麟太郎選手(花巻東高校)が受給するフルスカラシップ(全額奨学金)について解説しました。
それとともに、関西外大の留学奨学金であるフルスカラシップ・スカラシップについてもご紹介。
充実の留学プログラム・制度を活用し、ぜひあなたの留学の夢を実現してください!
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