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プログラムの目的

■ 『学生人材バンクによる地域国際化の推進』
 (1)全体
 本補助事業の全体の目的は、外国語教育および国際理解教育に係る本学の人的、物的、教育的資源や環境、教育研究力、教育実践力等を広く地域社会へ還元することにより、枚方市小中一貫英語教育特区事業の推進支援をはじめとする地域社会の国際化に寄与するとともに、本学教職課程に係る教育環境の強化・整備を行い、教職に対する強い使命感や優れた実践力を有する中高英語教員および小学校英語教育を担当することができる能力や豊富な実践経験を有する小学校教員を養成することである。
 また、平成20年度からの枚方市における小中一貫英語教育の全面実施に向けて、本学における教職課程の充実・発展を図り、本取組を全学的取組等として拡充することにより、以下に示す通り、本学の教員養成及び教職英語教育の整備・強化を図ることが、本補助事業の目的である。

@ 教職に対する強い使命感の育成
 教職課程履修の早期段階から、学校教育現場へ学生を派遣し、英語教育等の補佐、支援を行うなど、児童生徒や教職員との触れあいを通じ、直接的・系統的な学校教育体験を積ませることにより、学校教育活動全般についての理解を深めさせるとともに、教職に対する強い使命感や責任感を育成する。

A 教職に関する優れた実践力の育成
 学校教育現場へ年間を通じ学生を派遣し、授業の補佐・支援を中心とする各種学校教育活動に関わり合いを持たせる中で、児童生徒理解や教育課題に対する課題解決能力をはじめ、教科指導、生徒指導、学級指導等の教職に関する実践力を育成する。

B 英語運用能力の育成
 教えるための英語力として、教職課程を履修する学生、現職小学校教員、現職中高等学校英語教員それぞれに応じた到達目標を示し、本プロジェクトを実施する中で、必要とされる英語運用能力の育成を図る。
(到達目標)
a.学生:TOEFL550点以上、TOEIC730点以上、英検準1級以上
b.現職小学校教員:TOEFL450点程度、TOEIC600点程度、英検2級程度
(基本的な英語の発音をモデルとして示すことができる。児童の発音等をモニターし適切なフィードバックを与えることができる。ゲームや歌などの活動の指示を英語で行うことができる。外国語指導助手と授業の打ち合わせを行うことができる。)
c.現職中高等学校教員:TOEFL550点以上、TOEIC730点以上、英検準1級以上

C 英語授業力の育成
 本プロジェクトを実施する中で、授業設計、教材開発、教授法(指導法)、評価法、授業分析法、授業経営等、英語の授業を最適化するために必要な英語授業力を重点的・系統的に育成する。

D 人間関係構築力の育成
 教職課程を履修している学生が、学校教育現場で年間を通じ児童生徒と直接触れ合ったり、教職員と活動を共にすることにより、様々なレベルで円滑な人間関係を構築することができる能力を育成する。

E 小中一貫英語教育のカリキュラムおよび教材等の研究・開発
 枚方市小中一貫英語教育特区事業の推進を支援するために、従来の中学校レベルでの英語教育の在り方を再構築し、小中一貫英語教育の新規フレームワークを策定する等、小中一貫英語教育のカリキュラム、指導法および教材・教具等の研究・開発を行う。

F 地域国際化の推進支援
 学生人材バンク派遣事業や交換留学生の学校訪問や交流会等により、地域の小中学校の英語教育や国際理解教育を支援・推進するとともに、本プロジェクトへの地域住民の積極的な参加を促し、地域の国際化を一層推進する。

G 学生を地域人材として活用する教育プロジェクトの研究・開発
 小学校における英語教育推進のための教育条件整備課題の一つとして、「英語に堪能な地域の人材活用」がある。本プロジェクトにより、地域活性化のための実行性の高い人材有効活用の在り方を新たに研究・開発する。

H 平成19年度のプロジェクト目的
■本補助事業の本年度の目的は、教員養成プロジェクトの一貫として、本学で教職課程を履修している学生のTESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages 非英語話者に対する英語教授)をはじめとする教授スキルや教えるための英語力、さらには、ティーム・ティーチング等での人間関係構築力をも包括した総合的な英語授業力の育成を図ることである。そのためには、平成18年度から実施しているフリンダーズ大学(オーストラリア、アデレード)との連携でのe-LearningによるTESOL講座と海外教職英語研修を重点的に発展させる。
■また、小中一貫英語教育カリキュラム及び教材等の研究・開発を継続するとともに、小学校英語教育や小中一貫英語教育に係わる系統的な研修カリキュラムを充実させ、地域の小中一貫英語教育を推進・支援することができる学生を育成し、学生人材バンク派遣事業の拡充を図る。なお、本プロジェクトにより実施する指導者養成研修等は地域の小・中学校現職教員の参加を広く募り、地域の英語教育や国際理解教育の推進に寄与するものである。
■本年度は昨年度の取り組みを継続的に発展させる中で、教職英語教育センターに地域の英語教育及び国際理解教育に係るハブ機能を持たせ、以下のプログラムを重点的に実施する。
 T e-LearningによるTESOLプログラムの開発及びTESOL講座の実施
 U 小学校英語活動指導者養成研修講座のカリキュラム開発及び研修講座の実施
 V 小学校英語活動指導者認定試験の研究開発及び認定試験の実施
 W 小中一貫英語教育に係わるリソース・コンテンツの研究開発

■これにより、教職課程を履修している学生が、TESOLを中心とした実践的な英語授業力を育成するとともに、地域の学校の英語学習や国際理解教育を継続的に支援することにより、児童生徒、教職員、及び学校教育に直接的、主体的に係わる機会を確保し、教師力(教職に係わる能力、英語運用能力、人間関係構築力、社会的能力、IT活用能力等)を育成を図る。
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