後輩に長く読んでもらえるように MARUZEN & ジュンク堂書店で学生選書ツアー


▲「外大の図書館にある本で英語を味わってほしい」という井元さん

第4回目の学生選書ツアーが8月8日、MARUZEN & ジュンク堂書店梅田店で行われた。ボランティアで参加した学生14人は、約1時間40分かけて広い店内を巡り、337冊(約58万円分)の図書を購入。学生の視点で選書することで、本学図書館の蔵書充実に貢献した。


▲選書基準やスケジュールについて職員から説明を受ける学生

一行は10時に集合。図書館の職員から選書基準や当日のスケジュールなどの指示を受けた後、学生らは「社会」や「人文」など、図書館から割り当てられた分野がある階へ移動。本を一冊一冊手に取って内容をじっくり吟味しながら、一人あたり3万円以内の予算で、本学の図書館にふさわしい本を選んだ。


▲選んだ本について話す舘涼太君(右・外国語学部3年)と森本明彦君(左・同)

選書開始から40分後、1回目の図書を回収する時間になると、学生らは指定された場所に次々と集合し、本が入ったカゴを職員らに手渡した。続く選書作業では、各自が興味のある分野の書架を、約1時間かけて自由に巡った。選んだ本を書店に渡した学生らは、職員と共に昼食を取りながら2冊分のPOPをそれぞれ作成した。

学生から回収した498冊はまず、丸善の担当者が本学の蔵書と重複していないかをOPACで検索し、未所蔵の本のみ購入候補に回された。続いて本学の図書館職員2人が、選書基準に照らして選別し、337冊の購入を決定した。新たに蔵書に加わった図書は、POPとともに9月11日から両キャンパスの図書館で展示される。


▲昼食を取りながらPOPを作成

井元優里加さん(国際言語学部4年)は、自然環境に関する本と、英語やスペイン語の原書を中心に、後輩たちに長く読んでもらえる選書を心がけた。「私自身、外大の図書館にある洋書を読み、英語を楽しむことができました。選んだ本をぜひ手に取って、英語を存分に味わってほしいと思います」と笑顔を見せた。


▲学生の視点で選びました ぜひ手に取って読んでください
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