OB・OG教員のつどい 35人の卒業生が参加


▲教壇に立つ卒業生が参加したOB・OG教員のつどい

小・中・高校で教壇に立つ本学の卒業生を招いた「第16回関西外大OB・OG教員のつどい」が8月2日、中宮キャンパスのインターナショナル・コミュニケーション・センター(ICC)で開かれ、35人が集まった。
 

▲あいさつする谷本大学学長

初めに谷本義高・大学学長が、今年4月にスタートした英語国際学部など各学部・学科について触れ、「外国語学部もカリキュラムを一新するなど、関西外国語大学はこの3、4年ですべてリニューアルしました。そのなかで、教員採用については昨年度、最多記録の35人が専任教員に採用されました。これも、OB・OGの方々の応援のたまものだと思っています」とあいさつ。教職教育センター所長の角野茂樹・英語キャリア学部教授は同センターの事業を紹介し、「教員採用試験対策だけでなく、教員の質的向上や潜在能力のある学生の育成を目的としている。ぜひ、先輩の皆さまの協力もお願いしたい」と呼びかけた。
 

▲「外大での出会いを生かしたい」と話す中村教諭


▲学校での取り組みを紹介する山口教頭

続いて、小・中・高校で教員として活躍する3人の卒業生が近況報告。姫路市立広畑第二小学校の中村優美教諭は「教師になって4年目です。昨年卒業した子どもから『いつも笑顔の先生が大好きです』という手紙をもらい、涙が出ました。子どもたちは外国の話に興味を持ちます。サッカーのW杯の時は新聞の切り抜きを見せながら、それぞれの国のことを話しました。カナダでの留学経験など関西外大での出会いを生かして、成長していきたい」と話した。東大阪市立新喜多中学校の山口勝也教頭は「生徒指導では、子どもの話をしっかり聞く、傾聴の姿勢を大切にしています。今の中学では、今年度からグループ学習を取り入れ、生徒同士がわかない所を教え合うなど仲間づくりを促しています」と述べた。
大阪府立茨木西高校の秦弥生教諭は、これまで赴任した4校での取り組みをユーモラスに紹介しながら「最初に赴任した学校では、教材研究を熱心にしました。次に赴任した学校で出会った英語教員のユニークな授業に刺激を受け、どうすれば英語好きになるのか創意工夫するようになりました」などと語った。
 

▲これまでの赴任校の経験を話す秦教諭

最後に、松宮新吾・英語キャリア学部教授が「教えるための英語力」について、「ネイティブ・スピーカーの英語を目標とするのではなく、先生方の英語がモデルとなるよう努力してください。また、教材研究を熱心にして、子どもたちが新たな発見ができるよう、工夫してください」と注文した。
 
終了後、カフェレストランで懇親会が開かれ、参加者らは旧交を温め合った。岐阜県立坂下高校の森田英紀教諭は「教育現場で頑張っておられる話を聞き、刺激になりました」と話していた。
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