外資系ホテルを経て大阪国際空港に勤務。将来は母国ネパールで起業するのが目標です
サプコタ ラクシミ 様
- 短期大学部英米語学科 2017年3月卒
大阪府立箕面東高校出身
- 現職:大阪国際空港 Lounge Osaka
関西外大の短期大学部を選んだのは、卒業後は外国語を生かした仕事がしたいと思ったからです。私は15歳の時に、日本語を全く知らない状態でネパールから日本にやってきて、大阪の地元の高校を卒業しました。言葉の壁を乗り越えるのは大変でしたが、こうした生活のなかで、英語も使えるようになりたい、日本語も含めて外国語を生かせる仕事がしたいと思うようになりました。
関西外大に興味をもったのは、海外に興味をもつ学生が多く、海外からも留学生をたくさん受け入れているからです。目指すことが実現できるかどうかを最優先に、選びたいと考えていました。オープンキャンパスに参加し、英語の体験授業も受講して、この大学に決めました。
短期大学部入学後は英語のネイティブの先生によるIESを受講。特に勉強になったのが、エッセイの書き方です。ロジックの組み立て方や、より効果的な表現方法などを学びました。人前で話すことはあまり苦手意識がなかった私でしたが、プレゼンテーションの授業では、話の展開の仕方、強弱のつけ方など、内容を伝えやすくするためのスキルも学びました。
一番印象に残っているのは、「留学生別科共同開講科目(現関西外大流グローバル人材育成プログラム)」です。この授業では、外国人留学生とともに英語で経済学を学びました。他の外国人大学生と初めて学んで、彼らの授業に対する積極性などから大いに刺激を受けました。私は日本での生活を通して日本の文化や習慣をより深く理解していたので、それぞれの立場にたって相手の理解を促す役割も担いました。
短大卒業後の就職先は外資系ホテルを選びました。ホテルで接客の最前線にいるスタッフは、言葉使いや接客の姿勢など常にスキルアップが求められます。このような環境で働くことが、他の企業への転職のステップとなることも多々あるそうです。私自身、外資系ホテルでの経験を経て、現在は大阪国際空港に勤務しています。
将来は起業したいと考えています。母国であるネパール独特の何かを日本で展開する。その反対もありです。何か他にはない価値を生み出し、自分が頑張って取り組んでいることで、家族や周りの人たちが幸せになってくれればと思います。