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2021.03.14

第67回学位記授与式が挙行されました


REPORT

 2020年度の短期大学部学位記授与式が3月14日に中宮キャンパスの谷本記念講堂で行われました。今年度は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、アルコール消毒や座席間隔を空けるなどさまざまな感染症対策を講じて実施しました。

▲短期大学部の授与式は谷本記念講堂で挙行されました

 短期大学部の卒業生は785人で、椙尾麻衣さんが谷本榮子・短期大学部学長から学位記を授与されました。椙尾さんは「この1年間はすべてオンラインで、友人と話したり相談するのが当たり前のことではないと思いました」といいます。「基礎から英語が学べたので本当に良かったです。先生方からもたくさんアドバイスいただきました。自分から質問したら、思っていた以上に詳しく丁寧に指導していただけました」と話し「思いっきり学ぶことができました」と2年間を思い起こしていました。

▲短期大学部の総代の椙尾麻衣さん

 続いて谷本学長が式辞を述べました。2年次のK.G.C.ベーシックスの授業の中で仕上げた「学びのレポート」について触れ、「自ら学び、自ら考え、自ら行動するとの精神が実践されていました。何かに困ったときや迷ったときには、短期大学部で学んだ貴重な証としてぜひ読み返してください。きっと素晴らしいアドバイスをしてくれると思います」と話しました。またアメリカの社会哲学者であるエリック・ホッファー博士の言葉や、1月に行われた米大統領就任式でアマンダ・ゴーマンさんが朗読した詩から、学ぶことの意義を強調し「自学・自習を常に心に留めて、夢、すなわち目標を実現するために歩み続けてください」と激励しました。

▲式辞を述べる谷本学長

 このあと、10人に成績優秀賞が授与され、伊藤早智さんに秘書士・全国大学実務教育協会会長賞が授与されたことが紹介されました。式後、それぞれのクラスに分かれて学位記が手渡されました。

▲学生にメッセージを述べる豊田順子准教授

 豊田順子准教授は担当するクラスの卒業生に対し、「コロナ禍で思い描いた通りの学生生活を送れなかったかもしれませんが、夢を抱いて入学した頃の自分と今の自分を比較し、短大での学びを通して成長した自分を感じてください。ゴールをイメージすれば、努力するプロセスも原動力になります」と話しました。そのうえで「編入学や就職など、皆さんそれぞれの道を歩むことになります。セカンドステージでも、次の目標をしっかりと設定し、ゴールに向かって歩み続けてください」とエールを送りました。

▲学生に最後のエールを送る谷本和子副学長

 成績優秀賞を受賞し、卒業後は関西学院大学総合政策学部に3年次編入学する尾田基綺さんは、「言語教育のゼミを履修する予定です。短大の授業を通して、飛躍的に英語力が伸ばすことができた経験を活かして、言語の効果的な教育法について学びたい」と意気込みを語っていました。片見かりんさんは、「人とのコミュニケーションが好きで、短大では、英語だけでなくスペイン語も学びました。就職先のホスピタリティ業界で活かしたいです」と抱負を語っていました。