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2021.04.24

大手食品メーカー「クラシエフーズ」とコラボ! 短大部・沼田教授のPBL

 こねたり形作ったり子供が遊びながら学べるお菓子「知育菓子」や40~50代に人気のソフトキャンディーの販路拡大について考えてみようと、短期大学部・沼田晃一教授の課題解決型授業(PBL)「サービス・ホスピタリティ特別研究G(フューチャーデザイン)」が始まりました。「甘栗むいちゃいました」など多くのヒット商品を販売している大手食品メーカー「クラシエフーズ(株)」とコラボして授業を進め、学生たちは3カ月間、課題解決に向けての提案に取り組み、7月下旬に企業関係者へ向けてプレゼンテーションします。

 4月20日の授業では、同社食品研究所の高橋咲恵さんと石田幸子さんが知育菓子「ねるねるねるね」とソフトキャンディー「ふわりんか」についてZOOMで説明しました。 高橋咲恵さん は、「ねるねるねるね」を始めとした知育菓子の歴史や進化について話し、商品のラインアップを紹介。知育菓子が抱える課題を説明し、「小学校中、高学年の知育菓子からの卒業を遅らせるような商品や、販売施策は?」「10代~20代が欲しくなる知育菓子は?」というテーマを挙げました。

知育菓子のメインユーザーは4歳から9歳

  石田幸子さん は、香りに特徴があるソフトキャンディ「ふわりんか」の開発背景、商品の特徴を説明。メインユーザーが40代~50代でリピーターが多く、新規顧客層を獲得できていない現状について話し、「10代~20代に、知ってもらう施策は?」「リピーター層の購入頻度をもっと上げる施策は?」と今回の課題を示しました。


40代から50代に人気の「ふわりんか」

 学生は4つのグループに分かれ、与えられた課題に取り組んでいきます。「ふわりんか」の課題解決に取り組むAグループの大野花恵さんは「将来、社会で必要とされる力を身につけたいと思い、この授業を履修しました。課題に取り組む過程で、自己成長につなげたい」、Bグループの寺垣莉歩さんは「戦略的なマーケティング手法に興味があります。グループでの活動を通して、全員が納得できるような解決策を導けるよう取り組みたい」と抱負を語っていました。

 「ねるねるねるね」の課題を担当するCグループの三前海羅さんは「企業活動を体験できるこの授業は貴重な機会です。プレゼンテーションでは優勝を狙い、商品化を実現したい」、Dグループの柴田美梨さんは「将来はソーシャルビジネスがしたい。この授業を通して、企画力を高めたい」と意気込みを語っていました。