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2022.03.12

第68回 学位記授与式を挙行しました

 2021年度の学位記授与式が3月12日、中宮キャンパスの谷本記念講堂で挙行され、短期大学部生792人が学窓を巣立ちました。
 今年度の学位記授与式は、新型コロナウイルスの感染予防のため、式典会場への入場は卒業生に限定し、式典はYouTubeを使ってライブ配信されました。

 総代に学位記を授与した谷本和子短期大学部学長は式辞を述べ、2年間を振り返りながら「コロナ禍のもどかしさがあったでしょうが、逆風の中で果敢に挑戦して築いたものは、かけがえのない宝物となるに違いありません」と話しました。そして、明治から昭和初めにかけて活躍した新渡戸稲造を紹介しました。数え年21歳で〝願わくは、われ、太平洋の橋とならん〟と語った新渡戸の生きざまをとらえて「たとえ困難な状況でも信念を貫き、なすべきことをなし、話すべきことを話すのが真の国際人です」と語りました。

▲式辞を述べる谷本和子学長

 続いて、成績優秀な11人が表彰されました。代表して中安彩純さんが谷本学長から成績優秀賞を手渡されました。

 また秘書士・全国大学実務教育協会の会長賞に輝いた坪野カノンさんに会長賞が授与されました。このほか、学友会を代表して山岡恵彩さんが、谷本榮子理事長に記念品の目録が手渡しました。谷本理事長は謝意と共に「卒業後もぜひ母校に足を運んでください」と話しました。

 授与式の後、卒業生はそれぞれクラスごとに教室に分かれ、担任から学位記や記念品などを受け取りました。コロナ禍で対面とオンラインのハイブリッド形式の授業となり「こんなに多くの人が集まったのは初めてかもしれない」と振り返るクラスもありました。担任からは「みなさんはしっかりと知識と人間力を身に付けて卒業されます。自信をもって次のステージに挑んでください」と励ましていました。

▲卒業する学生たちにメッセージを述べる明石一朗教授