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2019.06.26

「東京オリンピックに向けての受動喫煙対策」をテーマにプレゼン大会

 社会人基礎力の一つ 「チームとして働く力」とプレゼンテーション能力の向上をめざす、短期大学部2年生対象の必修科目「K.G.C.ベーシックスC」。学生たち自らが選んだ課題に対して提案するプレゼンテーション大会決勝戦が6月26日谷本記念講堂で開かれ、代表の4チームがプレゼンテーションを行いました。

▲1位のJ1クラスチーム(左)と2位のD1クラスチーム(右)

 プレゼンは、6月12、19の両日、予選が行われ、4チームが決勝に臨みました。各グループのテーマは東京オリンピックに向けての受動喫煙対策に関するもので、▷オリンピックに向けての受動喫煙対策(D2)▷オリンピックに向けての対策(K1)▷東京オリンピック・パラリンピックに向けてのタバコ対策(D1)▷受動喫煙対策について(J1)。

 教員による審査の結果、優勝はJ1クラスの「受動喫煙対策について」チーム。全面禁煙化により実際におこった迷惑行為などの事例を紹介しながら、問題を提起。分煙化に対する助成金制度なども利用して公共の場に喫煙室を増設するなど、徹底した分煙で、喫煙者と非喫煙者が共存できる環境作りについて提案しました。 2位は、D1クラスの「東京オリンピック・パラリンピックに向けてのタバコ対策」チーム。喫煙室の増設による分煙の推進、新型タバコの推進、喫煙に関するマナー講座の実施など、喫煙者・非喫煙者が共存できる環境作りを提案。3位は、D2クラスの「オリンピックに向けての受動喫煙対策」チーム。受動喫煙による健康被害を取り上げ、タバコの値上げ、禁煙外来の受診料の値下げ、タバコ自動販売機の撤去等、禁煙の徹底を提案しました。同じく3位のK1クラスの「オリンピックに向けての対策」では、完全禁煙を実施するのは相当困難なことから、臭いを放たない喫煙所の設置や、うがい所の設置、無料マスクの配布など、喫煙者も含めて日本のおもてなしをアピールする施策を提案しました。

▲熱心にプレゼン内容に耳を傾ける短大生たち
▲プレゼン大会の表彰式を終え、講評する谷本榮子理事長と出場者

 谷本榮子理事長・短期大学部学長は、表彰式の後「人前で自信を持って自分の意見を伝えられたこと、そして、それを熱心に聴く聞き手の皆さんの姿を見て、短大生の成長を再認識しました。東京オリンピックはスポーツの祭典であると同時に、健康の祭典とも言われています。皆さんから、東京オリンピックに向けた受動喫煙対策に関する晴らしい提案内容を聞くことができ、感銘を受けました。」と講評しました。