外国語学部2年の外山さん、折橋さん、卯木教授の関西外大チームが提案した「VR外国語会話学習システムの開発」が優秀ラーニングイノベーション賞を受賞しました
▲優秀賞を受賞した(左から)折橋さん、外山さん、卯木教授の外大チーム
ラーニングイノベーショングランプリは、ラーニングイノベーションコンソシアム(LIC)が2016年度から開催しており、大学や大学院などの学生、若手研究者を対象に参加を募り、デジタル技術を使った斬新な学習・教育方法や革新的なラーニングテクノロジーの発掘を目的にしています。
一般的なネイティブスピーカーとの英会話レッスンでは、内容を伝えることが主となり、細かい間違いの指摘や詳細なフィードバックを得ることが難しくなります。受賞作品のVR語学会話学習システムでは、Chat GPTの対話能力を生かして、まるでネイティブと会話をしているような自然な会話を可能にしました。また会話の後に詳細なフィードバックが示され、より洗練し改善された表現がシステムから提示されるようになりました。
▲ChatGPTを効果的に活用してVR外国語会話学習システムを開発しています
全国の大学、大学院など27チームから応募があり、独創性、斬新性、社会的価値の点から審査しました。12件が一次審査を通過し、二次審査の結果、神戸大学のチームが最優秀賞を受賞しました。外大チームは、電気通信大学チームとともに優秀賞に輝きました。
▲今後の一層のシステム開発に意欲を見せました
受賞について外山さんは「自分たちの開発したシステムがこのように評価されてとてもうれしかったです。外国語大学の学生として、少しでも外国語学習を楽しいと思う人が増えたらいいなと思います」と喜んでいます。
また、折橋さんは「優秀賞をいただけて非常にうれしく思います。審査員の方々からの好意的なコメントにやりがいを感じました。これからもシステム開発に励みたいです」と抱負を語りました。
指導に当たった卯木教授は「2022年11月に ChatGPT がリリースされて以降、学生とともに ChatGPT の語学学習への有効な活用方法を模索してきました。今回の受賞は、その斬新性や社会的価値が評価された結果であり大変光栄に思っております」と話していました。
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