大学院
GRADUATE SCHOOL
外国語学研究科
FOREIGN STUDIES RESEARCH DIVISION
大学院とは
「英語学」と「言語文化」2つの専攻で
国際社会に貢献する高度専門職業人を育成
本学は、1973年4月に大学院外国語学研究科英語学専攻修士課程(博士前期課程)を開設。その後、1976年4月には言語文化専攻修士課程を、そして1979年4月に外国語大学では初めての博士後期課程(英語学専攻と言語文化専攻)を開設しました。
2022年4月より博士前期課程の教育課程を刷新。英語学専攻では「英語学コース」と「英語教育コース」、言語文化専攻では「イベロアメリカ文化コース」「日本語学・日本語教育コース」「国際共生コミュニケーションコース」の5コースを設けています。
3つのポリシー
博士前期課程
-
01
博士学前期課程
英語学専攻
博士学前期課程
01英語学専攻
英語学コース
言語学の理論や分析法を学び英語学研究を進め、英語の使い方・仕組みに関する知識を深めます。本コースで獲得した英語運用能力、専門知識・研究能力、教養、国際性、実践力に基づき、言語の観点からグローカル化(Globalization+Localization)する現代社会の要請に応えうる人材をめざします。
担当教員からのメッセージ
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from Faculty英語語法文法から生成文法理論へ
言語は人間の精神のありようを映し出す鏡です。その言語は形(音韻・統語)と意味の組み合わせでできています。私は、言語のうちの現代英語に限って研究しています。地道で着実な研究を心がけています。言語を研究する方法はいくつかあります。私の場合、現代英語の研究を通して人間性をも探究したいと思っています。そのために、自然言語の生得的・遺伝的基盤である普遍文法を前提とした生成文法理論の立場をとっています。最近では、現代英語の大規模電子コーパスを利用して、英語の構文における基本形と変種を中心に、補部と付加詞、構文イディオム、意味と形のミスマッチ、核から周辺への動的な展開の法則等に関する研究に取り組んでいます。指導方針は、生成文法の思考法を深く理解したうえで、生の言語資料をもとに細かな言語事実をも観察でき(英語語法文法家としての能力)、記述でき(記述文法家としての能力)そして説明できる能力(生成文法家としての能力)を養成することです。
大室 剛志 教授
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from Student言語データも使ってみましょう
近年、コンピュータによる自然言語処理技術の発展は目覚ましく、例えば、自動翻訳では100言語以上を対象に、瞬時に、それも、かなり適切に翻訳できるようになりました。一説によれば、その翻訳能力はTOEICスコアに換算すると900点を超えるとも言われています。こうした技術の開発には言語データ(コーパス)が欠かせません。コーパスは言語学においても用いられています。例えば、新聞やインターネットの英語を集積したコーパスを用いると英語の慣習的用法が、また、乳幼児や第二言語学習者の英語運用を対象とするコーパスを用いると英語の習得過程がそれぞれ調査できます。こうしたコーパスに基づく調査を行うには、まず、英語の言語特性、例えば、言語機能・認知能力などの基本原理、言語のさまざまな用法、そして言語を取り巻く文化・社会を理解する必要があります。皆さんと一緒に英語の言語特性をコーパスに基づき研究できることを楽しみにしています。
小谷 克則 教授
在学生の声
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from Faculty英語学習をより楽しく、効果的なものにするためにICTを活用した英語教材の可能性を追究
デジタル教材による英語学習をテーマに、ICTを活用した英語教材の可能性について研究しています。例えば、既存の教科書では会話の場面を通じて文法などを学びますが、VR(仮想現実)を用いれば、教科書の登場人物と3Dで会話をすることも可能です。そうしたICTを用いた教育の学習効果を先行研究から調べ、どのような機能が学習者にとって必要なのかを考察しています。
私自身、中学校の英語の授業に物足りなさを感じていたので、「自分が欲しい」と思う機能などを考え、その可能性を追究できるのが研究の面白さになっています。研究を通じて教員への憧れも出てきて、現在は教職課程も履修。学びを深めていくなかで、進むべき道を決めたいと思います。和田 藍花 さん
博士前期課程 英語学専攻
英語学コース 2年(関西外国語大学出身)英語教育コース
現在のグローバル社会においては、確かな英語力を身に付けた人材の養成が強く求められています。英語という国際語を使いこなし、自分の気持ちや考えを表現し、人と交渉できる能力は今後ますます求められていくでしょう。本コースではこうしたニーズに対応できる指導者を養成します。
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from Faculty言葉はどのように身に付けられるのか
私の研究領域の第二言語習得は、学習者が第二言語を習得するのに、どのような要因が関係しているのかを考えるものです。教える側からではなく、学ぶ側の視点から言葉はどのように身に付けられるのかを解明していきます。その際には、これまでの自分の英語の学習を振り返ることも重要になります。習得が難しいと思われる項目などを、いろいろな方法で検証する手法を学び、得られたデータを用いて習得に関わる問題を少しずつ解明していきましょう。また習得に影響を与えるものとしてどのようなものがあるかを、母語や普遍文法、学習者要因や指導法、教材といった幅広い観点から考察を加え、得られた成果を実際の指導に役立てられるよう展開していきたいと思います。「赤ちゃんは教えられなくてもなぜ母語を習得できるのか」など素朴な疑問から研究テーマが見つかるかもしれません。少しずつ調べていく気持ちを持ち続けて頑張っていきましょう。
佐藤 恭子 教授
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from Student英語と英語教育への旅に出かけよう
英語教師が他の科目の教師と違っている点があるとするならば、その一つは母語ではない言葉を扱うということでしょう。常にストレスを感じるうえに、英語という言語のマスターも英語教育への探求もゴールがないように見えます。しかし見方を変えれば、終わりがないことは生涯続く楽しみを手にしたともいえます。私の主な研究領域は日英語のコミュニケーション・スタイルの違いの分析と、その英語教育への応用です。みなさんが日頃何気なく行っている日本語や英語の会話の中にも、実はルールや仕組みがあり、無意識のうちに従っているのかもしれません。そのような仕組みを日本語と英語で明らかにしながら、英語教育に生かす方法を探しています。
大学院の魅力の一つは、自分の興味や関心を深める研究の喜びが体験できることでしょう。文化や言葉の研究から異質なものとの共存法を探ることもでき、英語教育を通して子供たちや学習者の未来に触れることもできます。みなさんがどのような興味と関心から英語教育にアプローチし、どのような学問の旅に出発するのかを楽しみにしています。近藤 富英 教授
在学生の声
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from Faculty受験のための英語教育ではなく、「英語を学ぶ楽しさ」を伝えられる教員をめざして
英語研究には、文法、歴史、教育など多様なアプローチがあり、各分野の最前線で研究に取り組んでおられる先生方から幅広く理論を学べるのが、本大学院の魅力です。授業内外で議論を交わす友人たちの存在も大きく、まさに“自分一人では得られない学び”がここにはあります。
修了後は、英語教員として教壇に立つ予定です。教育現場では文科省の指導のもと生徒一人一端末が推進されていますが、ICT機器の導入が進む現場での応用を視野に入れ、研究ではICTの活用と語彙学習の在り方について考察。大学院で得られた英語教育に関する知見はもとより、私自身が研究活動を通じて再認識した「英語を学ぶ楽しさ」を生徒たち一人ひとりに伝えていければと思います。西村 真 さん
博士前期課程 英語学専攻
英語教育コース 2年
(兵庫教育大学出身)取得可能な学位ごとの3つのポリシー
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02
博士学前期課程
言語文化専攻
博士学前期課程
02言語文化専攻
イベロアメリカ文化コース
スペイン・ラテンアメリカの文学やその他の文化を研究する「イベロアメリカ文学・文化」、地域全体、もしくは各国における歴史、社会、政治・経済を対象とする「イベロアメリカ地域研究」、スペイン語は単一ではなく、地域変異が存在するということを理解しつつ、言語学の側面からスペイン語を通時的・共時的に研究する「スペイン語学」の3つの分野があり、広大なイベロアメリカ地域を探求します。
担当教員からのメッセージ
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from Faculty言語変化を体系的な変遷で捉える
専門はスペイン語学です。主に時制・法形式を対象としてその動向を研究しています。最近では現代スペイン語が多いですが、古い時代も研究対象としています。
研究の一つの例ですが、皆さんは接続法過去には2種類あることを学びましたよね。-ra形と-se形です。この2形式が用法上どう違うのか、その使用地域は、といった研究は現代スペイン語の問題です。しかし、どうして同じ意味機能になったのか、という問題を探求するためには古いスペイン語を意味的・統計的に調べなくてはなりません。ただ、同形式だけを追っていては擬似相関に陥ってしまう可能性があります。「アイスクリームが売れるほど水難事故が増える」という統計自体は真実なので、それを近視眼的に見てしまうと、アイスクリームが水難事故の「犯人」であるという誤った因果関係を導いてしまいます。すなわち、上記2形式に関する真の原因を突き止めるためには、当該の形式だけでなく、それらを取り巻くさまざまな要素(-ra形の元の機能である直説法過去完了の機能を担うことになる“había+p.p.”の動向、“haber+p.p.”自体の形態統語的変化、本動詞haberとtenerの意味の変遷、など)を体系的な変遷として観察する必要があります。緻密で地道な作業ですが、「原因はアイスではなく気温だ」ということがわかったときには至極の達成感が味わえますよ。辻井 宗明 教授
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from Student全体知をもとめて
流行とは関わりなく、だれにでも、毎日見ても飽きない、何か惹かれる、理屈なしに好きな絵画の1枚くらいはあるのではないでしょうか。その絵画との出会いは、おそらく偶然にすぎません。研究も最初は素朴な感情からスタートします。どうなっているのか、なぜこうなるのかと、あるいはこうなるのではないかと、長年、問い続けた集積が研究を形づくります。その原動力は研究対象に対する好奇心と探究心に他なりません。メキシコ植民地期の先住民を研究テーマにしています。私が理解した欠片を丹念に組み合わせ続けたあとに、これまでとは異なる彼らの全体像を描き、植民地社会の全体知へとつながればと願っています。段階を追うごとに見えてくる景色が微妙に変化するのも研究の醍醐味です。今、自分なりに深く知りたい、育てていきたいと考えている興味や関心があるなら、学び続けてほしいです。
林 美智代 教授
日本語学・日本語教育コース
言語が重要な役割を果たす国際化・国際交流の時代にあって、その一翼を担う日本語に対する関心も年々高まっています。日本語学習を支援する日本語教育の重要性が高まり、その基盤となる日本語研究(日本語学)もその推進が求められています。本コースでは、互いに密接な関係にある日本語学と日本語教育を両輪として、時代の要請に応えていくことをめざします。
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from Faculty「日本語学」という研究への慫慂(しょうよう)
「日本語学」の研究と聞くと、何か難しいイメージを抱きませんか。しかしながら、研究対象は、文献だけでなく、現代の日本語文法、敬語、若者言葉、メール言語などもあり、普段用いている母語を内省化する学問といえます。勿論、先行研究を踏まえ、オリジナリティを有する論文を執筆するためには、日々の研究に対する自己研鑽が必要になります。外国人留学生にとって、他言語の日本語を研究することは、さらに難解なことと感じるかもしれません。しかし、心配は無用です。院生一人に主、副指導の教員が、きめ細かな研究の支援をします。これまで不明であった日本語の理論を解明できたときは、言い尽くせない喜びを感じるはずです。私自身は、現在の研究テーマの「社会言語学」「日本の言語学史」に深く魅了されたのは、大学院博士後期課程在学中でした。一つの研究テーマを突き詰め、学問を究めることは、自己の精神の涵養につながります。ぜひ、本学大学院で、学問の楽しさを共有しましょう。
柿木 重宜 教授
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from Student言語教育の日本語教育で扱う分野
日本語教育では、体系的全体的に文法などを論じる場合と、学習者の疑問に発する、または、指導上の問題意識に発する個別的な問題を論ずる場合があります。今は、学習上の障害、あるいは指導上の困惑などを克服し解決すべく、日本語教育の現場での体験における発見、学習者への調査を行い、問題を取り上げ、事例を考察し、それを日本語教育に還元できるよう試みています。
関西外国語大学では世界中の多くの国の大学から交換留学生を受け入れ、初級から上級までの全レベルの日本語教育を行っています。クラスにおける個別的文法や表現が教室活動のみならず教室外での多様な学習環境や言語活動にいかに影響を及ぼされているかなども追求すべく、授業での教育上の関西弁の扱い、ホームステイにおける学習進捗度、学習者の母語や日本語レベルの違いによる学習障害、いかに効果的、効率的に語学学習が出来るか、またいかに達成感を得られるかなども研究しています。
日本語教育をめざす皆さんとともに、言語に関する知識・能力、教授に関する知識・能力、日本語教育の背景をなす知識理解を基本とし、諸々の個別的な問題を論じたいと思います。鹿浦 佳子 教授
在学生の声
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from Faculty文化的背景を知ることでより深く言語を理解し、外国語学習者の支援やグローバル化に貢献したい
学部では英語と中国語を身に付け、大学院では日本語について研究しています。母語である日本語の構造や特徴を知ることで、日本人がスムーズに外国語を習得するヒントを掴めると考えたからです。研究テーマとしては『源氏物語』を題材に、日本語と中国語の比喩表現を比較。文字の奥にある文化的背景を知り、日中の比較をすることで両国の言語と文化の関連性について研究しています。単に語彙や文法だけを学ぶのではなく、歴史や文化に関する知見を増やすことで、言語への理解はさらに深まりました。得られた視点を将来的に外国語学習者の支援に応用し、異文化間の相互理解に寄与することで、日本のグローバル化にも貢献できればうれしいです。
西森 優花 さん
博士前期課程 言語文化専攻
日本語学・日本語教育コース 2年
(関西外国語大学出身)国際共生コミュニケーションコース
情報通信技術の進展により、人、モノ、情報の国際間移動は活発化を増し、各国の相互依存性は高まっています。しかし、ボーダーレス化の進行にも関わらず、国際紛争、格差拡大、地球温暖化等、国際間の問題は増加の一途をたどっています。本コースでは、国際社会で活躍するグローバルな人材を育成し、コース修了後にさまざまな活動を通じて国際社会の発展に貢献することを目標にしています。
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from Faculty世界動向の分析手法を身に付けて国際社会で活躍しよう
現在、ウクライナ情勢を含めて世界は激動の時期を迎えており、今後どのように推移するのか目が離せません。このような錯綜した国際社会で働くためには、異なる国の文化・社会の理解を通じて多様な価値観を尊重するという視点が不可欠です。そのためには、まず自国の文化・社会を知り、他国との類似点、相違点を客観的に把握することが肝要です。
このコースでは、そのために必要な講義がすべて英語で用意されており、国際的な視野を広げることが可能となります。しかも先生との距離が近いので、活発な質疑応答を通じて満足度が高い講義を受けることができます。また、国際社会で働くためには不可欠な自らの意見を英語で説得的に伝えるスキルも身に付けることができます。私の専門分野は日本経済論です。日本経済はこれまで東日本大震災、新型コロナウイルスの感染拡大など多くのリスクに直面し、停滞を続けてきました。なぜ日本経済は長期停滞を続けているのか、データを用いて客観的な分析をすることが私にとっての研究テーマです。本コースには、日本経済以外にも世界の政治経済分析や途上国の経済発展を専門とした教授陣が揃っています。複雑な世界動向の分析に関心があり、国際社会で活躍したい皆さん、ぜひこのコースで一緒に学びましょう。小川 一夫 教授
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from Student戦争と平和の問題を理論的に分析する
現代の国際関係は政治・経済・社会・イデオロギー・文化・宗教・テクノロジーなどが複雑に絡み合ったもので、そこに急速に進行する国家間のボーダーレス化があります。2020年初頭から世界を襲った新型コロナウイルスはその証左といえるでしょう。その一方で国家間紛争は絶えません。冷戦時代に構築された同盟体制は生き残り、核兵器は相当削減されたとはいえ全廃からほど遠い状況です。そして現在中国のアメリカ覇権への挑戦は誰の目にも明らかです。
私は国際政治学者として、日米同盟やインド太平洋地域の安全保障問題に関心を寄せてきました。一見混沌とした政治現象も理論を使うことで、理解を大きく進めることができます。それは複雑に絡み合った糸を解したり、切ったり、つなげたりすることにも喩えられるかもしれません。この大学院で、私達と一緒に国際関係のダイナミズムを研究することにより、現代社会に横たわるグローバルな問題に切り込んでいける人材をめざしませんか。酒井 英一 教授
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from Faculty英語スキルをさらに高めるなかで、研究活動に取り組める環境が魅力
修士論文に向けた研究活動だけではなく、日常的に英語に触れたいと思い、多くの授業が英語で行われる本コースに進学。特に関心があったアジアの女性の労働環境を中心に、国際情勢や各国の経済状況などを研究できる点も魅力に感じました。
論文制作に必要なデータ収集など大変なことも多いですが、受動的に知識を得るだけでなく、自分の力で新しい発見ができるのが研究の醍醐味になっています。また研究活動と並行して、コロナ禍で学部時代には実現できなかった海外留学や海外インターンシップにも挑戦する予定です。英語スキルの向上とともに、現地でもデータ収集などの調査を行い、論文の執筆に役立てたいと考えています。佐々木 瑠海 さん
博士前期課程 言語文化専攻
国際共生コミュニケーションコース 2年
(関西外国語大学出身)取得可能な学位ごとの3つのポリシー
博士後期課程
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01
博士学後期課程
英語学専攻
博士学後期課程
01英語学専攻
高度な英語運用能力を持ち、英語学や英語教育学の分野で自立して研究する能力と、今日のグローバル社会で活躍できる人材を育成する教育能力を兼ね備えた大学教員等の高度専門職業人育成が目的です。
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from Faculty英文法・英語学の研究の英語教育への応用
専門は英文法研究の英語教育への応用、言い換えると学習英文法の研究です。学習英文法の研究では、科学的な英文法研究の成果のうち、何をどのように工夫して、どのようなレベルの(あるいはどのような目的を持った)学習者のための学習英文法に取り込むか、また、それをどのように指導するかについて実証的に考察することが中心課題となります。著書に『言語科学と関連領域』(岩波書店、共著)、『英語教育と英文法の接点』(美誠社)、『英語研究と英語教育―ことばの研究を教育に活かす』(大修館書店、共編著)などがあります。英文法の小論を、2009年から2019年まで読売新聞社の英字新聞『The Japan News』に寄稿し、また、2017年から大修館書店『英語教育』Question Boxを担当し、英文法学習者が持つさまざまな疑問に答えています。
岡田 伸夫教授
取得可能な学位ごとの3つのポリシー
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02
博士学後期課程
言語文化専攻
博士学後期課程
02言語文化専攻
言葉のメカニズムを特徴付ける重要な研究分野である意味論と語用論の基本的な研究方法と日本語および中国語教育、そして外国語教育への応用の可能性を考察。言語データの収集と分析、言語事実からの仮説構築、論文と引用文献リストの作成、学会での研究発表と議論の方法など、総合的に指導と助言を行います。
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from Faculty言語・文化の比較対照研究
言語と文化は独立した体系として成り立ち、相互関係を持ち、作用し制約し合っています。
イヌイットが「雪」を表す単語は7つあり、それぞれが異なる状態の雪を表現します。アラビア語には「駱駝」を表す数百の単語があり、駱駝の年齢・性別・種類・大小を区別しています。日本語には「雨」を表現する言葉が少なくとも39語あり、季節・時期・雨の強さ・雨量・降雨時間の違いを表します。また、中国語に親族関係を表す言葉が数多く存在するのは、家族関係を重要視する伝統文化からです。
本研究の目的は、日中英言語文化の比較対照を行い、異文化交流の場で容易に起こりうる誤解や摩擦を考察し、コミュニケーション力を高め、的確な言語表現を身に付けることにあります。言語・文化の比較対照研究に高い志を持つ学生が本学の博士前期・後期課程で学ぶことを期待します。靳 衛衛教授
取得可能な学位ごとの3つのポリシー