学研・英語国際学部1年生に就職ガイダンス 2年次の留学を控えるが、就活へも気持ちの準備


▲松村課長(左端)の解説に熱心に聞く英語国際学部の1年生

学研都市キャンパスの英語国際学部1年生を対象にした就職ガイダンスが10月24日開かれた。出席者たちは2年次の原則全員留学を控えているが、その先を見据え、就活日程や心構えについて熱心にメモと取っていた。
 
キャリアセンターの松村博之課長が解説した。同学部1年生向けは、今年度は今回切りだが、早い段階からのキャリアプランへの意識付けが大事と、今春の卒業生の就職状況や就活日程の今後の見通しなどから始まった。


▲就活への基礎的なポイントが次々を挙がる
 

▲これからの就活への取り組みを語る松村課長(中央)

悩む就活生は▽自己分析の仕方が分からない⇒自己PRが弱い▽将来、何がしたいか分からない⇒志望動機があいまい▽どの業界・企業を希望するか分からない⇒説得力に欠ける、などで苦慮している。このため、就活を始める時には①どのような仕事をしたいか?②なぜ、その業界か?③なぜ、その企業か?④なぜ、あなたなのか?の4点への明確な答えを用意して臨まなければならない、と基礎的な心構えを指摘した。
 
1年生から就活の準備をすることで「ライバルに勝てる『強み(自分のウリ)』をつくれる」とし、「自己分析をする」「業界・企業研究を始める」を今、手がけようと勧めた。合わせて、外大生である以上語学力を向上させる。新聞を読んで経済に関心を持つ。インターンシップ参加するなども心がけようと呼びかけた。

 
▲自身の就活体験を語る大月達矢君

ついで、医療機器の製造販売や臨床検査を手がける企業に内定した国際言語学部4年の大月達矢君が自らの就活体験を語った。中国・大連外大への1年間の留学に触れながら、文系学部は50社くらいのエントリーは当たり前。「自分は180社に出した」。テレビCMで有名企業に目を奪われがちだが、財務状況や休暇取得などでの「優良企業に注目すべき」。また「新卒者こそが就活での一番有利なブランドを自覚」し、「就活には交通費などお金がかかる」「最終面接は確認だけではない。落とされる。自分も落ちた」などの本音を伝え、就活直前になって慌てる学生が多いので「1年のうちから早めに行動しよう」と訴えた。
 

▲満員となった会社説明会の現場の写真も紹介された

参加したのは女子学生ばかり。そのうちの一人は「中国とマレーシアへの留学を考えていますが、その後もさらに長い期間の留学を計画しています。となると、どの時期にどんな就活すればいいのか気になります。いろいろなことが聞けて参考になりましたが、もっと研究しないと、と感じました」と話していた。
 
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